埼玉県吉川市の新築木造住宅(2世帯住宅)デザイン

【田んぼの中の新築木造 一軒家】埼玉県吉川市の住宅

千葉県柏市のリフォーム現場に行った帰りの道中、ちょっと寄り道をして、埼玉県吉川市に向かいました。高速に乗らずに下道で西へ、江戸川を渡って千葉から埼玉に入ります。以前、設計をした住宅の様子を見て帰ろうと思ったからです。完成から約13年経過したその家は、江戸川流域に広がる広大な田んぼの中の一軒家。

目 次(クリックすると開きます)

完成から約13年経過した二世帯住宅

建物完成時の稲穂の緑の中に建っている印象が強く残っていましたが、その日は冬の枯れた田んぼに囲まれた風景でした。それでも、家の周りの環境は完成当時とあまり変わっていないような気がします。

13年前の完成間近の家の様子 その他の13年前の写真は→こちら

住宅の外観やアプローチは以前のまま

突然、思い立って、アポイントなしで来てしまいましたし、サッと家の周りをぐるっと見るだけにしよう考えていました。ちょっと離れた田んぼ越しから、カメラのファインダーを覗いていると、たまたま、お庭にお父さん(奥さんのお父さん)の姿を見かけました。何も言わずに立ち去るのも失礼かと思ったので、一応、ご挨拶してから帰ろうと、お声がけすると、若夫婦が家の中に在宅してるから、どうぞ寄ってらっしゃいと言われました。

リモートワークも自宅で快適に

折角なので、玄関のインターフォンを押すと、中からご夫婦が現れました。お伺いした日は、平日だったのですが、たまたまリモートワークで、今日だけ在宅だったということです。偶然ですがラッキーでした。リビングでお茶をいただきながら、家づくりの時の話やご家族の近況、薪ストーブの薪集めの話、家のメンテナンスのことなど、話はつきません。

家のメンテナンスは自分で

家や庭は、薪棚を増設したり、外部のペンキの塗り替えなど、ご自分でできる範囲で、定期的にメンテナンスをされているようで、手入れの行き届いた状態を保たれていて、しっかりとした暮らしがありました。家の完成時に制作した濃紺色のポストも、ご主人の応援しているアルビレックス新潟カラーのオレンジに塗り替えをされていて、暮らしに馴染んでいい雰囲気でした。

経年変化によって味わいの増す無垢材

1階の共通のリビングは、キッチンカウンターの杉板や5寸角のヒノキの大黒柱などが、長い年月の経年変化によっていい味わいになってきました。

タモ材を使ったダイニングテーブルも、普段から布巾で磨いている様子が想像できるように、角が丸くなって、飴色に変化して光って木目が浮かび上がっています。

使い込まれている薪ストーブ廻り

薪ストーブは、北欧ノルウェーの代表的な薪ストーブメーカー「ヨツール」のF400タイプ。クラシックでオーソドックスなスタイルがこの家にとてもマッチしています。ストーブを見ているとよく使い込まれている雰囲気が伝わってきます。ストーブの足元は、黒御影石の本磨き仕上げ。13年経過した現在も光沢が薄れていません。はやり、石材は耐久性がありますね。

WORKS:バルコニーに小さなコテージのある二世帯住宅(完成当時)

関連ブログ:13年前に製作したポストの現在

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