埼玉県入間市の木造新築住宅は一級建築士事務所/独楽蔵へ

「リビングからつながる“もう一つの部屋” 多目的ガレージのある家(入間市)」

【入間市の新築住宅】多目的ガレージと薪ストーブのある家

埼玉県入間市の高台に建つ、家族の暮らしを豊かにする木造新築住宅をご紹介します。リビングと一体化した多目的ガレージや、薪ストーブのあるリビング、富士山を望む寝室など、見どころが満載です。

リビングとつながるガレージで広がる暮らしの可能性

埼玉県入間市の高台に建つこの住まいは、四季の移ろいを感じながら、日々の暮らしと趣味を同時に楽しめる“遊び心ある家”です。この家の最大の特徴は、リビングとゆるやかにつながる「多目的ガレージ」。クルマや自転車の収納はもちろん、子どもの遊び場やアウトドア用品のメンテナンススペースとしても活用できます。さらに、冬には薪ストーブのぬくもりが家族を包み、晴れた日には2階の寝室から富士山を望むことも。この家には、暮らしをもっと自由に、もっと楽しくするヒントが詰まっています。

多目的ガレージが叶える“使い方自由”な空間

この家の最大の特徴は、玄関とは別にリビングと直接つながるガレージ。一見ただの収納スペースに見えますが、車や自転車を置くだけでなく、アウトドアギアの手入れ、DIY、子どもの遊び場など、多彩な使い方ができます。普段は車を停めていても、ちょっとした模様替えで「もう一つの部屋」として生まれ変わるのが魅力です。

リビングとつながる多目的ガレージ。車を出せば、子どもの遊び場や趣味のスペースとして活用できます。木造のガレージは、建物の構造的に耐力壁も必要になりますので、その壁(スペース)を利用した奥行き900mmのストックヤードも併設。

ガレージはストックヤードも兼ねて

泥付きの野菜や、汚れ物を洗ったり、いろいろなアウトドア作業に便利なステンレスの外洗い場。

住居スペース(玄関)とは、ガラスの両引き分け戸で分離。ガラス戸を開け放つと幅2500mmのフルオープンで一体化。

ガレージ部分の丸太梁と明かり取りのトップライト。玄関部分の奥にはクローク(納戸)スペース

暮らしの交差点となる玄関スペース

玄関とリビングスペースもガラススクリーンで分離

家族のつながりを大切にした間取り

1階はキッチン・ダイニング・リビングがひと続きになっていて、どこにいても家族の気配を身近に感じられる開放的な空間になっています。ガレージとつながる位置にリビングを配置することで、屋内と屋外をゆるやかにつなぐ暮らしが実現しています。この家の間取りは、家族と自然(外部や庭空間)の距離感を大切に考えています。

2階にはプライベート空間をコンパクトにまとめつつ、階段ホールにも光と風が届くように設計。家全体に自然のリズムが巡る、ここちよい住まいになっています。

朝日の差し込むダイニング。ダイニングテーブルは造り付け、杉板張りのキッチンカウンターに取り付けた直径1200mmの一本脚の円形テーブル。

ダイニングのペンダントライトは、ルイスポールセンのToldbod(トルボー)ブラック

この住宅のダイニングテーブルは造り付け、一本脚の円形テーブル。テーブルの中心にはペンダントライトを取り付ける計画でした。お客さんと打ち合わせをしていく中で、金属(黒)のシェードがお好きだということが、わかったので、最終的に5種類のライトをご提案しました。

その中で、お客さんが選んだのは、ルイスポールセンのToldbod(トルボー)のブラック。トルボーシリーズは大きさが数種類ありますが、中程度のサイズの250mmがいいのではないかとご提案しました。また、「トルボー数種類のカラーリングの他に、ガラスのシェードもありますよ。」とお話して、写真を見せたところ、最終的にガラスのタイプがいいという話になり、乳白色のガラスタイプに。

木と暮らす。経年変化を楽しむ家づくり

無垢のフローリングや、やさしい手ざわりの漆喰壁。この住まいでは、自然素材がふんだんに使われています。木の香り、足ざわり、経年変化による色味の深まり…。

住めば住むほど味わいが増していく素材たちは、毎日の暮らしをやさしく包み込みます。子どもたちが安心して過ごせる環境であると同時に、自然とともに生きる心地よさを感じられる空間です。

リビングは杉の無垢板(オイル仕上げ)。小さな節が少し入った上小タイプです。キッチンカウンターに縦張りした木材も、杉板ですが、無節で、白いステイン塗装を施してありますので、少し上品に見えます。

暮らしが育つ、余白のある住まい

週末には、ガレージでBBQやプール遊び。平日の夜は、薪ストーブの火を囲んでのんびり晩酌。季節や気分に合わせて、家の使い方を変えられる“余白”が、この家にはあります。

「今日はここで何をしよう?」そんなふうに、住む人の発想で暮らしが育っていく住まい。自然の近くで、家族とともに、豊かに暮らしていきたい。そんな想いをもった方に、ぜひ見ていただきたい家です。

スカイブルーのモザイクタイルに白いシステムキッチンが映えます。

【キッチンの青いモザイクタイルの向こうに、庭の風景や薪ストーブが見える】

薪ストーブのあるリビング。冬には家族が自然と集まる温かな空間です。薪ストーブ本体は、創業から160年経過したノルウェーのヨツール。F400タイプは、中型でクラシカルな定番デザイン。

【2階寝室】

2階の寝室は7.5畳。後で2つの部屋に分けることができるように、扉が2つ。

【2階のバルコニーからは富士山が見える】

薪棚は目隠しの塀や宅配ボックスなど、機能を兼用

ポーチテラスの前面に作った木製の薪棚は、インターフォン&宅配ボックス兼用。テラスやリビングの目隠し塀としての役割も兼ねています。

薪棚は、日々変化する外観。リビングの開口部や薪ストーブからも近く、テラスが大屋根で覆われているため、雨に濡れずに搬入することが可能です。

ガレージ側(南側)は、平屋の低層部、北側は塔状の2階建て。見る方角によって、雰囲気の異なった外観。

ガレージ前のコンクリート土間スペース。ガレージ以外に車を2台駐車できるスペースを確保しています。コンクリートの土間には、コンクリートのひび割れを誘発するための目地を、飾り目地として、インナーガレージと一体的なデザインにしています。

この家のように、“暮らし方に合わせて自由に使える住まい”をかたちにしたいとお考えの方へ。土地やライフスタイルに合わせた設計のご相談も承っています。家づくりについて気になることがあれば、どうぞお気軽にお問い合わせください。ご家族の未来を一緒に描いていくお手伝いをさせていただけたら嬉しいです。

家づくりのコンセプトスケッチ:プレイルーム&趣味の空間にも活用できる土間空間【インナーガレージのある家】の計画イラスト
完成後の暮らし(半年後):【車庫(インナーガレージ)にコカコーラの冷蔵庫がありました】
完成後の暮らし(半年後):【暮らしのスペースと多目的なガレージの融合】入間市の新築木造住宅(完成から半年経過)

関連ブログ:【ダイニングテーブルを照らすペンダントライト選び】設計事務所の家づくり 2023/12/23
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