狭山市の古くからある住宅街。昔ながらの細い路地は緩やかに蛇行しています。
道沿いに面した一軒家。今回は住宅の計画ではなくて、すでに建っている家の塀と門周りを改修する計画です。元々、道路に面した塀の一部に住宅の出入り口となる門扉がありました。
しかし、庭との段差が500mm程度あったり、門が直接、道に接していたため、少し窮屈で使い勝手があまり良くありませんでした。また、隣地の駐車スペースからの出入りの際には、塀が死角となって見通しも悪く、道路と鋭角なため、駐車の際に切り返しが必要でした。これらを改善するための「塀&門扉廻り」の改造です。
まずは、庭と門前のバランスを考えて、門前を600mm~2000mmセットバック。地盤の高さも道路や駐車スペースにあわせて下げました。塀が道路からセットバックすることで、駐車場からの視界を確保できますし、門前の床タイルは車が載っても大丈夫なので、出入りの際のハンドルの切り回しも楽になりました。門前に余裕ができましたので、ちょっとした来客や配達の方が車を横付けすることも可能です。
門扉廻りの新規の塀はプライバシーを考慮して、少し高めの1600mm。宅配ボックスも内蔵しました。
新しくなった門前。両側の塀はプライバシーを考慮して少し高め。」
モルタルの塀にはアルミの笠木。塀の幅よりも、少し広いだけで塀の汚れが全然違います
門扉の奥が駐車スペース。視界が広くなりました。
工事前の門扉&塀
新しい門扉は道路からセットバック。駐車スペースの見通しが良くなりました。
工事前の門前。
既存のネットフェンスやブロックも塗装し直して、新品のようになりました。
関連記事:狭山市の外構工事(門扉&アプローチ)2021/06/21
関連記事:住宅のアプローチを作り直す(狭山市)2021/06/05
関連記事:門廻りの改修工事の計画(狭山市)2021/05/10