埼玉県飯能市の無垢材を使った木造新築住宅

高麗川沿いの暮らし 木造新築&アンティーク&ブロカント(竣工後3年)②

山間部の川沿いに住宅が点在する中に、ぽつんと現れた、煙突のあるシンプルな外観。埼玉県飯能市の高麗川沿い。完成から3年経過した住宅を雑誌の取材を兼ねて約3年ぶりにお邪魔しました。住宅の室内の様子です。

目 次(クリックすると開きます)

古材と自然に囲まれて自分らしく暮らす

古い柱や梁、アンティークの建具や照明、レトロな風合いのペンキ仕上げ。つくりこみすぎないシンプルな空間が、古いものたちと薪ストーブを包み込み、心地よい世界観と安らぎの時間をもたらしています。

空間に統一感をもたらすペンキ仕上げ

空間のあちらこちらに配置されたアンティーク家具や古建具、古道具の数々は、ご夫妻が選び抜いたモノ。木組み、天井、壁はすべて白いペンキ仕上げ。古い木材やガラスの素材感を引き立てながら、空間に統一感と落ち着いた世界観をもたらしてくれます。

巨木と川の借景

北側に大きなピクチャーウインドのあるダイニングは、高麗川の流れや周辺の里山の風景を眺めながら過ごせるスペース。アンティークの大きなダイニングテーブルと個性のある椅子が印象的です。

無垢材の味わいのある経年変化

新築当時は、白身と赤身がハッキリ分かれて生々しかった杉板の無垢材も、3年間の経年変化で、いい色味になってきました。やはり。幅150mm(5寸)の無節の杉板は、上品で豪華な感じがします。たぶん、ラグを敷いていた日焼け跡も、暮らしの痕跡が感じられて、いい味わいです。子育て世代の家族にはピッタリの材料です。やっぱり、無垢材はいいなぁ・・・。

竣工当時の生々しい杉板の様子は→こちら

建築の存在感を抑える

大黒柱と梁は近所の古民家から出たモノを再利用して、ペンキ仕上げ。ご夫婦のご希望で、あえて華奢な部材を使用しました。建築や構造、部材が存在感をあまり主張しないように心がけました。

好きなモノに囲まれた空間と子育て

「好きなモノに囲まれた空間のなかでは、自分たちも自然でいられる。そんな自然な姿を子どもたちにも見せられたらいい」とおっしゃるご主人。奥さんも「これからこの家で、やりたいことをやりながら自分らしく暮らせるのが何より嬉しい」と話されていました。夫婦の飾らない笑顔とのびのび遊ぶ子どもたちの姿。3年目を迎えたこの家はすでに、吉田さん一家の「自然体の暮らし」が宿っています。

リビングとキッチンを間仕切る壁と古建具。時を経て生み出された木の風合いや、ひずみのある古いガラスは、室内空間に独特の表情を作り出しています。

現在、リビングの一角は、こどもたちのスペースとして活用されています。

「ずっと憧れだった」とご主人が話す薪ストーブ。薪ストーブはオーストリアの薪ストーブブランド:ネクター社の薪ストーブの中で最も炉の容量が大きい「マーク2ネクターCB」。シンプルな形が印象的です。薪ストーブのまわりも、鉄板とコンクリートでシンプルに。

アンティークドア(古建具)と新規の木製建具のコンビネーション。ガラスも新旧、柄を織り交ぜて・・・。

キッチンからダイニングスペースを見る

白いモザイクタイルと古建具のキッチンには、アンティーク家具がよく似合います。

薪ストーブは料理でも活躍

アンティークのダイニングテーブルの風景。季節の移り変わりを眺めながら食事を楽しめるダイニングスペースです。この日のランチは、奥さんお手製のピザ。ピザは薪ストーブであっという間に焼き上がります。