大黒柱と梁材は、お客さんのご希望で、あえて華奢でチープな雰囲気の古材を再利用しています。壁(下地:構造用合板)や梁は、塗装で白く仕上げてあります。リビングの大部分は、平屋なので、梁のあらわし(天井の梁を見せること)にして、屋根と同じ形状の天井に仕上げてあります。
新築に馴染むようなこだわりの古材使い〜厳選された大黒柱や梁を使用〜
今回はお客さまのご要望で、柱や梁に数本の古材を使用することになりました。施工会社さんの倉庫に眠っていた材料を確認してもらいながら、太くて立派な昔ながらのフォルムではなく、あえて華奢な材料を選びながら選定していきました。古材はプレカットができませんので、大工さんの手刻みで、加工してから上棟を行いました。主張しすぎず、でもこだわりに溢れた素材選びが、おふたりの思い描く暮らしをカタチにしていきます。
古材を使った上棟の様子はこちら
古材を使った軸組の様子はこちら
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薪ストーブのまわりも、鉄板とコンクリートでシンプルに
薪ストーブのスペースも極力シンプルに仕上げます。床部分は、あえてモルタル仕上げ。ストーブのバックガードも一枚の鉄板を折り曲げただけのデザインで、塗装も鉄の素材の色をそのまま生かしました。すっきりとした工房のような潔さが漂います。