『オフィス→住宅』リノベーション (壁&断熱材の解体完了)
2020/9/9
埼玉県入間市の住宅リノベーションの現場です。築30年の鉄骨3階建て 住居兼オフィスの建物で、オフィスとして使用されていた3階部分を住宅に改修しています。元々あった室内側の壁下地:石膏ボードがキレイに解体されました。壁の内部、天井裏部分には、以前のグラスウール(断熱材)が敷き込まれていましたが、それもすべて取り除きました。
室内の断熱環境を改善するために、新しく現場発泡ウレタン材の断熱材(アクアフォーム)を施工するためです。
従来のオフィスの断熱性については下記のような問題がありました
① 直射日光で熱せられた階下の熱が外壁内部を伝わって、3階部分に上がってくる
② 屋根面で熱せられた熱が、小屋裏にこもる
③ サッシが単板ガラスのため、断熱性が低い
これらすべてを可能な限り改善していきます。
断熱性能向上のための方法
a 現場発泡ウレタン材の断熱材(アクアフォーム)で、隙間のない断熱環境をつくる
b 屋根面で断熱することによって、小屋裏の熱気を防ぐ
c 小屋裏に熱センサー式の換気扇を設置して、熱気を強制的に排気する
d 既存の単板ガラスをアタッチメントで、ペアガラスに交換する
e ペアガラスは『Low-eガラス』(熱線反射ガラス)を使用
バルコニーの形状も変更するために、この部分のサッシは新規で取り付け
階段を上がってきたエントランスポーチ部分
打ち合わせでは、床材とバルコニーのデッキ材を決定