【写真①:薪ストーブと煙突(小平市花小金井の住宅)】
「2階リビングと薪ストーブの家|小平市花小金井の国産無垢材の住宅」
薪ストーブの煙突は、何のためにあるの?
薪ストーブの煙突は、何のためにあるのでしょうか?
「煙を外に出すため」と答える方が多いのではないかと思いますが、その答えは、△です(笑)。
ドラフト(上昇気流)が、薪の燃焼を支える
正解は、「ドラフト(上昇気流)によって自然排気することで、薪の燃焼に必要な空気をストーブ本体に自然給気でさせるため」です。
燃焼温度が高かったり、外気が冷えて室内との温度差があるほど、気圧差ができ、より強いドラフトが発生します。よって、ストーブ本体と同じくらい煙突をどう作るのかが重要です。
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「平屋の古民家リノベーション|狭山市の築100年の日本家屋」
強いドラフトを作る、煙突の4つの条件
強いドラフトを作るための煙突は…
①なるべくまっすぐ立ち上げる
②横引き部分を設ける場合は、1m以内にする
③ドラフトが弱まらないために、保温効果のある二重煙突を使う
④4m以上立ち上げる
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埼玉県飯能市名栗|築150年の古民家再生
一番アナログな薪ストーブ
ですから、薪ストーブは自然吸排気というところがミソで、それには考えられた煙突が必要なのです。
設計の際には、煙道について、ずいぶん気を使います。煙突のメンテナンスのこともありますし…。
ペレットストーブとの違い
薪ストーブに似た暖房器具に、燃料に木質ペレットを使う[ペレットストーブ]があります。ペレットは、間伐材や製材端材を乾燥→破砕→圧縮した小粒状の固形燃料のことです。
ペレットは、乾燥圧縮の加工がされているので、体積は木材チップの1/2、容積当たりの発熱量は3倍の優れた燃料です。
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ペレットストーブと囲炉裏テーブルのある家|飯能市の新築住宅
ペレット燃料は、体積が小さくなる分、輸送などにはとても有効ですが、圧縮してある分、自然吸排気の完全燃焼には少し難があります。(ロケットストーブなどでは大丈夫そうですが…)
ですから、ペレットストーブは燃料はペレットなのですが、電気でファンを回して、強制吸排気(FF式)、強制排気・自然吸気(FE式)のタイプが主流です。
ペレットを燃やす暖房なのに、ファンやペレットの補充に電気を使うという違和感が多少ありますが、反面、自然のドラフトが必要ありませんので、長い煙突が必要ないというメリットもあります。(最近は自然吸排気型のペレットストーブも登場しています)
薪ストーブの煙突、ほかの記事も
第2回:優れているのに、なぜか認知度の低いペレットストーブ(木質ペレット)
第3回:【木質ペレットから見えてくるお国柄】 有機的な『家づくり』
第4回:木質ペレット燃料の需要を増やすために、今すぐ出来ること
第5回:【ペレットを薪ストーブで燃やしてみる】有機的な『家づくり』
【ペレット番外編:ロケットストーブについて】携帯ロケットストーブ[ペレコ]
・薪ストーブでペレットを燃やす|ペレットバスケットの自作
・薪ストーブの煙突掃除を自分でやってみる
・30年使った薪ストーブの交換(二重煙突への入れ替え)
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