築100年 切り妻平屋の日本家屋 リノベーション

築100年 切り妻平屋の日本家屋 リノベーション

狭山市に建つ民家のリノベーションです。
計画前に小屋裏を調査した際に棟札を発見して、正確な築造年数がわかりました。
建物は狭山茶のお茶屋さんを営んでいた建築主の祖父が、大正 9年4月に建てた平屋の日本家屋。
昭和13年に屋根を瓦に葺き替えて、増築もされているようです。

約100年前の建物なので、もちろん基礎も断熱材も構造壁もありません。
リノベーションにあたっては、間取り以前に、現在の建築基準に合わせて
耐震性、耐久性、断熱性を確保することを目指しました。

具体的には、建物の外周に新たにコンクリートの基礎を増設
建物全体を基礎や新しい柱、梁、壁で包むことによって、耐震性・耐久性の向上を目指します。

間取りについては、オーソドックスな「土間+和室(8畳+8畳)の間取り」を現在の生活に合わせて、再考します。
家の一番居住性のいい場所は、元々、客間や広縁だったトコロ。
この部分にリビングを配置して計画していきます。

漆喰の上塗り作業(工事中)の様子はこちら→

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大黒柱(ケヤキ)の埋木

【昔の家を直して使う】(室内の高さの問題について)
昔の家は基本的に和室ですから、部屋は障子や襖で区切られています。尺貫法でつくられていますので、大体高さが決まっています。畳は寸法の取り方によって、京間や江戸間など、サイズが違いますから、建具も全国的に同じがどうか定かではありませんが、この辺りの地方は大体、高さ1760mm。ほとんどが5尺8寸です。昔の日本人は、総じて身長が低かったらしいので、それで問題がありませんでしたが、現代では大問題。180cmを超える人は普通ですからね・・・。新しく家を造る場合も、ドアや開口部は、やはり2mが基本です。
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昔の家は、玄関土間と座敷の段差が500mm程度あるので、式台を設置。続きはこちら→

【昔から使っていた千本格子の建具をリメイクして使う】はこちら→

築100年の空間に負けないように、ダイニングテーブルのペンダントライトも約60年の歴史のあるクラシックのスタンダード、ルイスポールセンのPH5に。色は2018年から加わった新色、ブルーグラデーションです。ライトが点灯しているときも、明かりがついていない時も絵になります。漆喰の白と古材のダークブラウンの空間にも、よく似合います。