【家を住み継ぐ・古民家リノベーションのススメ】昔の材料を大事に使う(狭山市)
2019/9/4
新しい床の高さを下げたために、現れたケヤキの大黒柱のホゾ
陶磁器のヒビや欠けに新たな価値を見いだす「金継ぎ」。思い出のある衣服を、世代を超えて大事に残しながら使う「継ぎ接ぎ」。古いモノを大事に扱っていく行為は、そのモノの価値に加えて、その思い出や歴史が暮らしを豊かにしてくれます。
ケヤキの大黒柱のホゾをケヤキ材で埋木処理
古民家や中古住宅も同様に、柱や梁の、「ほぞ穴」や「欠け」などを直しながら、大事に使い続けていく、「住み継ぎ」の暮らしも、とてもたのしい行為であると思います。これから、そういう家が増えて、より一般的になっていくといいなぁ〜と思いますし、サスティナブルな時代の流れに合っているように感じます。
ケヤキの大黒柱のホゾをケヤキ材で埋木処理した後、塗装で色合わせ
そのためには、家自体が、無垢材や自然素材などの、直す価値のあるホンモノの材料で出来ていなくては、意味がありません。そういう家づくりをこれからも作っていきたいと思う今日この頃。
床柱(ヒノキ)のホゾを埋木
写真は、ケヤキの大黒柱に、同じケヤキの材料を、ヒノキの床柱にはヒノキの材料を埋木。こちらは指示をしていませんでしたが、大工さんが考えながら作業をしてくれました。
床柱(ヒノキ)のホゾを埋木
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WORKS:品格と寛ぎが調和する古民家リノベーション〜築100年 切り妻平屋の日本家屋を現代住宅にリフォーム〜(埼玉県狭山市)
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