【築100年の民家の改造】 解体工事が始まりました。
2019/3/6

サッシや既存の床、壁を解体した古民家の様子
埼玉県狭山市で、築100年以上の古民家のリノベーション工事中です。数年間、空き家になっていた母家を息子さん家族が暮らせるように改修していきます。現在、解体工事の最中です。床、天井、サッシ、建具など今回のリノベーションで使わない部分を解体していきました。
木造平家建ての原型に近い構造体のみの状態に
家が構造体(骨組み)の骨格だけになって、家が建てられた時代、原型に近い状態になってきました。これから、構造材の欠損や痛み具合を確認しながら、部分的な耐震補強や外周に断熱材を施し、現在の基準に見合った新しい暮らしのカタチに仕上げていきます。

床下の湿気止めと耐震補強
床や根太、大引、土台などを全て取り除いた状態です。地面は乾いていて、とても良い状態を保っていました。床下部分は特別な傷みや劣化はないですが、耐震補強や地面からの湿気を防ぐためにコンクリート+防湿シートで地面を固めていきます。根太や大引きなどの床下地はレベル差が激しいため、取り除いてコンクリートの上に新たに組み直していきます。

解体されてトラックに積まれた古材
部分解体前の古民家の様子

南側の客間(和室の続き間)

客間の北側の奥座敷(居間)。掘りごたつが残っています。

土間に残っていた竈のあと(解体しました)
独楽蔵では古民家や中古住宅の現況調査や耐震補強などのご相談もお受けしています。今、お住まいになっている住宅で、気になっている部分、ご不明な点や疑問点などあれば、電話やメールなどでお気軽にご相談下さい。
独楽蔵 長崎まで 04-2964-1296
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