埼玉県日高市の新築木造住宅は一級建築士事務所 独楽蔵へ

暮らしnote

【設計事務所 独楽蔵がデザインした家に住むひとの日常】薪棚で冬眠していたヤモリ

【設計事務所 独楽蔵がデザインした家に住むひとの日常】薪棚で冬眠していたヤモリの画像

【設計事務所 独楽蔵がデザインした家に住むひとの日常】薪棚で冬眠していたヤモリ

ある朝、最後の薪を手に取った時、空っぽになった薪置き場を見て、あ、と思わず声をあげた。ヤモリだ。淡い粉をふりかけたような柔らかく薄い皮膚は、白く変色して、微動だにしない。ぼんやりとした斑紋が散らばる小さな体は、警戒心もなく、無防備に投げ出され、前足を木っ端に引っ掛けていた。少々、寝相が悪い。

【設計事務所がつくった家に暮らす日常】無垢材の床のザラザラ問題

【設計事務所がつくった家に暮らす日常】無垢材の床のザラザラ問題の画像

【設計事務所 独楽蔵の家に住むひとの日常】無垢材の床のザラザラ問題

ざらざらするのである。床が、いつもざらざらしているのである。毎日掃除機もかけるし、白木屋傳兵衛の江戸箒(えどほうき)は、こだわって大小揃えた。年に何回かは、アウロという無垢材用のワックスで雑巾がけもする。でも、どうにもこうにも、ざらざらするのだ。

【設計事務所 独楽蔵がデザインした家に住むひとの日常】暮らしと行事(節分)

【設計事務所 独楽蔵がデザインした家に住むひとの日常】暮らしと行事(節分)の画像

【設計事務所 独楽蔵がデザインした家に住むひとの日常】暮らしと行事(節分)

今年も、節分がやってきた。柊鰯も飾らず、恵方巻きもなく、それらしいことはしないけれど、豆まきだけは、家族揃って行うことにしている。おもむろにガラス戸を開け、深呼吸。外の庭に向かって、夜空に向かって、思いきり豆を投げ放つ。そして、大声で叫ぶ。私が。私だけが。

【設計事務所 独楽蔵の家に住むひとの日常】玄関を季節の花で彩る

【設計事務所 独楽蔵の家に住むひとの日常】玄関を季節の花で彩るの画像

【設計事務所 独楽蔵の家に住むひとの日常】玄関を季節の花で彩る

さっそく、玄関に飾ってみる。香水、洗剤、消臭剤。何事も香りが強い現代において、梅の香りは、驚くほど、微かで、儚い。蕾も、咲きかけも、パッと開いた姿も、何処もかしこも愛らしい花に、うっかり触れて落としてしまわぬよう、そっと頬を寄せてみると、ため息ほどの甘い香りをくれた。昔も今も、こんな香りに気づける繊細さがあってこそ、恋に落ちも、落としも、できるのだろう。玄関がそこはかとなく、やわらかい空気に包まれる。家族は、この香りに気づくだろうか。

【埼玉の設計事務所がつくる新築木造住宅】犬(ペット)目線の暮らし:朝の風景(埼玉県日高市)

【埼玉の設計事務所がつくる新築木造住宅】犬(ペット)目線の暮らし:朝の風景(埼玉県日高市)の画像

【埼玉の設計事務所がつくる新築木造住宅】犬(ペット)目線の暮らし:朝の風景

私は、自分のお部屋で寝たり、陽あたりの良い窓辺でまどろんだり、薪ストーブをチェックしたりする。変な人がいないか、外を見張っていることもある。家のなかには、お気に入りの場所がたくさんあって、季節の移り変わりや、その日の気分で、居場所を変えながら、自分時間を楽しむ。

【設計事務所がつくった住宅に暮らす生活者目線 】玄関土間の使い勝手(埼玉県日高市)

【設計事務所がつくった住宅に暮らす生活者目線 】玄関土間の使い勝手(埼玉県日高市)の画像

【設計事務所がつくった住宅に暮らす生活者目線 】玄関土間の使い勝手

玄関を整える。とても清々しくて、気持ちの良い作業だ。我が家の玄関は、いわゆる昔の家でいう土間づくりで、上質な迎賓の趣というより、外と内をゆるやかに繋ぐ、動きのある空間だ。家族と犬が日々、出入りするので、はき掃除がしやすく、汚れが目立たない、炭を練り込んだモルタル仕上げの床が効いてくる。

「金柑ひとつで、世界が変わる。」わたし(設計者)の妻が語る田舎暮らし

「金柑ひとつで、世界が変わる。」わたし(設計者)の妻が語る田舎暮らしの画像

「金柑ひとつで、世界が変わる。」わたし(設計者)の妻が語る田舎暮らし

我が家があるのは埼玉県西部の奥武蔵。広い庭があり、自然に囲まれた、いわゆる「田舎暮らし」です。でも実際のところ、暮らしてみてどうなのか? 今回は、設計者(わたし)ではなく、我が家の“奥さん”に、生活者の視点から、そのリアルな日常を語ってもらうシリーズ。

わたし(我が家の設計者)の妻が語る『田舎暮らしの理想と現実』

わたし(我が家の設計者)の妻が語る『田舎暮らしの理想と現実』の画像

わたし(我が家の設計者)の妻が語る『田舎暮らしの理想と現実』

我が家があるのは埼玉県西部の奥武蔵。広い庭があり、自然に囲まれた、いわゆる「田舎暮らし」です。でも実際のところ、暮らしてみてどうなのか?
今回は、設計者(わたし)ではなく、我が家の“奥さん”に、生活者の視点から、そのリアルな日常を書いてもらいました。

子育て中のわたしが感じた「薪ストーブがくれたもの」

子育て中のわたしが感じた「薪ストーブがくれたもの」の画像

子育て中のわたしが感じた「薪ストーブがくれたもの」

最近は、流行やスタイルだけではなく、家づくりの中で本質的な意味で「薪ストーブを取り入れたい」と思う方が増えてきました。でも実際のところ、暮らしてみてどうなのか?気になるところ。今回は、設計者(わたし)ではなく、実際に薪ストーブと暮らしている我が家の“奥さん”に、生活者の視点から、そのリアルな日常を書いてもらいました。