【以前の家の古材を再利用する】中古住宅のリノベーション
2021/11/18
所沢市の築35年木造住宅のリノベーションの現場です。ただいま、大工さんの造作工事中です。以前の住宅は和風の立派な家でした。使われていた木材も無垢材のいい材料でしたし、お客さんも思い出深い材料でしたので、再利用できるモノはなるべく新しい家にも使うように考えました。
以前の住宅内部の様子:和室の続き間のあるオーソドックスな和風の家でした
解体の際に取り外して保管しておいた材料
和室の床板に使われていたケヤキの1枚板は、再度、製材して塗装を剥いだ後、裏側に反り止めの加工を施しました。新しい家の玄関正面、廊下の突き当たりの飾り床の床板に再利用しました。
ケヤキの一枚板 裏側の反り止めの収まり
再利用したケヤキ材の飾り床
ケヤキの敷居や框、違い棚の古材は、キッチンカウンターの笠木や造り付けデスクの見切り材として再利用。塗装で少し濡れ色に仕上げると木目がキレイに浮かび上がります。
和室の隅で三方向から障子や戸襖に囲まれていたケヤキの大黒柱は、リビングの独立柱(大黒柱)として、表舞台に出てきました。
キッチンのカウンター笠木は古材のケヤキ材で
キッチンカウンターと大黒柱の収まり
ケヤキの大黒柱:鴨居や長押の掘り込みがあった部分は同材のケヤキで埋木
古材と新材の調和が新たな家に歴史を感じさせれくれます。
建築設計事務所 独楽蔵(こまぐら)では、新築の木造住宅はもちろん、古民家や中古住宅のリフォーム、リノベーション、現況調査や耐震補強などのご相談もお受けしています。今、お住まいの住宅で、気になっている部分、ご不明な点や疑問点などあれば、電話やメールなどでお気軽にご相談下さい。
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完成したこの家の様子はこちら↓
WORKS:古の記憶を残しながら、新たな物語を紡ぐ〜築35年の日本家屋をリノベーション〜
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