【アトリエ 半地下ホール(鉄筋コンクリート)】設計事務所 独楽蔵(入間市)

アトリエ 半地下ホール

設計事務所 独楽蔵のアトリエ 半地下ホール(鉄筋コンクリート)

設計事務所のアトリエのホールです。約1m掘り下げた半地下の空間は鉄筋コンクリート製。廻りに広がる武蔵野の緑や地面を身近に感じることができます。家づくりの打ち合わせや相談、各種イベントを行います。

緑に包まれ、敷地全体が涼しい

アトリエ『独楽蔵』の広間の窓は、梅雨入りから夏の間中閉めっぱなしだ。広間は玄関ホールから1mほど下がった半地下であり、ひんやりした空気がたまっている。そう、まるで蔵のように。窓を開けないのには、訳がある。敷地の周囲は、大規模の駐車場に囲まれていて、開けたところで、車の廃熱とアスファルトで暖められた空気しか入ってこないからだ。そんな環境だから、閉じて涼しい工夫がなされている。

まず、1階を鉄筋コンクリート造とし、半地下部分の屋根を陸屋根にして、土を入れ芝を植えた。蓄熱性の優れたコンクリートは半地下の冷気を保ってくれるし、厚さ20cmの土に芝を植えた屋根部分は、高い断熱効果がある。芝の屋上緑化は、25坪ほどの広さがあり、屋根というよりは庭に近い。その重さを支えるために、半地下部分は、鉄筋コンクリート造としてあるのだ。さらに、芝庭は2階のデッキテラスと一続きになっていて、芝に打ち水をすれば、2階の部屋にさわやかな空気を運んでもくれる。

しかし、もしこの建物を鬱蒼と取り囲んでいる木々がなかったら、この心地よさも大きく損なわれてしまうことは、間違いない。木々は「独楽蔵」がこの地に移った1974年に植えられて、建物が89年に建て替えられた際も、切らずに残された。植物の蒸散作用や木陰がより涼しい風を運んでくれる。

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