【基礎工事:雨で確認できること】設計事務所の家づくり
2020/6/8
基礎のコンクリート打設が終了して、住宅の基礎が完成しました。週末に雨が降ったので、基礎の内部には雨水が数センチ、プールのように溜まっています。
もちろん、コンクリートは硬化していますので、水が溜まっていること自体、まったく問題ありません。この後、この水は水中ポンプで排出しますが、水が溜まったら溜まったで、確認できることがあります。
通常は、型枠の施工性の問題から、基礎コンクリートは、底部と立ち上がり部分を2回に分けて打ちますが、この現場は、1回で打ち上げる一体工法で施工してあります。
2回打ちの基礎の場合は、コンクリートの「底部」と「立ち上がり部分」の接合部分がコンクリートの打ち継ぎ部分になります。この部分はどうしても若干の隙間がありますので、中に溜まっている水がこの「打ち継ぎ」の所からじんわりと浸み出している水の後が現れます。(構造的には問題ありませんが・・・)
この現場の基礎を見ると、コンクリートから水が浸み出している所が全くありませんので、それだけ基礎が一体化しているといえます。
なにより、コンクリートの仕上がりがキレイ!