埼玉県日高市の木造新築住宅は一級建築士事務所/独楽蔵へ

ハロウィンと地域の子ども会の行事

先週末、日が暮れると、地域の子ども会主宰で集まった、こどもたちが近所の家々を回ってくれました。
わたしの家でも、お菓子を用意して、みんながやってくるのを待ちます。

あいにくの冷たい雨模様でしたが、傘を差しながらやってくる小さな仮装の行列・・・サメにカエル、マリオや魔女。
雨のしずくに濡れた衣装が街灯の光を受けて、やわらかく光っていました。
笑い声が遠ざかると、静かな雨音だけが残ります。

ハロウィンは、毎年10月31日に行われるお祭りで、古代ケルトでは、この日は1年の終わりとされ、あの世とこの世の境がもっとも近づく夜だと信じられていたそうです。

日本の暦では「霜降(そうこう)」の終わりごろ。
次に訪れる「立冬」は、冬のはじまり。
まさに、秋が息を引き取り、冬が目を覚ます季節の境目です。

子どもたちの灯りが雨の中に滲む夜。
その光は、まるで秋の名残りがそっと揺れているようでした。
ハロウィンの夜は、遠い異国の行事でありながら、
日本の「霜降から立冬へ」という季節の移ろいにも、
どこか響き合うものを感じます。

秋の終わりをつげるハロウィン——
それは、光と影、子どもたちの声と静寂のあいだにある、
やさしい季節の“あわい”なのかもしれません。

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