埼玉県入間市の新築木造住宅は建築設計事務所/独楽蔵へ

新築住宅のダイニングテーブルに、経年変化の楽しめるルイスポールセンのPH5 真鍮 brass(ブラス)

この家のダイニングテーブルを照らしているのペンダントライトは、Louis Poulsen(ルイスポールセン)のPH5。デザイナー、ポール・ヘニングセンによって、1958年に発売されたPH5は、ペンダントのメインシェードのサイズ(直径50cm)にちなんで命名されました。

このペンダントライトは、デザインによって、光源(電球)を直接、見えなくすることで、不快に感じる眩しさをカットして、100%グレア・フリーの光を提供します。3枚シェードの光の反射原理にもとづいて下方と側面に光を放ち、それにより器具自体も照らします。その光のグラデーションが独特の表情を醸し出して、器具の下方のみではなく、空間全体をほのかに照らし出してくれます。

自然界の対数螺旋のカーブを用いたデザイン

特徴的なシェードの形はただのデザインではなく、「対数螺旋」と呼ばれるカーブが応用されています。対数螺旋は、蜂が花に向かって飛ぶ軌跡や象の牙、巻き貝のカーブなど、自然界のさまざまなところで観察されています。このカーブが、コントロールした的確な光が、空間に安らぎを与えてくれます。

真鍮の経年変化が楽しみなペンダントライト

ポール・ヘニングセン生誕125周年を記念して、無塗装、鏡面仕上げの真鍮シェードと白色塗装シェードを組み合わせたヴァージョンです。真鍮とは、銅と亜鉛を混ぜ合わせた合金のことを指し、別名:黄銅(こうどう、おうどう)とも呼ばれます。真鍮は英語表記ではbrass(ブラス)。サックスやトランペットなどの管楽器に使われており、金管楽器の主体の楽団を表す”ブラスバンド”という言葉は馴染み深いですね。真鍮は革と同じく、使っていくほどに色が深くなり、光沢が霞んでいきます。このPH5も、無塗装ですので、時間が経過すると、ピカピカとした艶が抑えられ、味わいのあるアンティーク調の色味になる経年変化が楽しめます。

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