ヒヤシンスハウスの間取りは、短辺2400mmの細長い平面です。長辺にある窪みがエントランスで、窓の小さなベッドスペースと、開放的なリビングスペースに、緩やかに分かれています。
長辺には、造り付けのデスクとベンチ、横長の腰窓があります。
別所沼公園で、ヒヤシンスハウスを見学しました
さいたま市の別所沼公園に「ヒヤシンスハウス(風信子荘)」(「ヒアシンスハウス」とも書かれます)を見に行ってきました。
数年前に見にいったときは、外観だけしか見ることができませんでしたが、祝日は室内も見学できるようなので、今回はリベンジです。

【さいたま市の別所沼公園に佇む建物の外観】
別所沼公園のなりたち
公園の名前ともなっている別所沼は、洪積台地である大宮台地の谷中に位置し、台地からの湧水などが低地にたまってできたと考えられています。
沼は釣りも可能で、噴水や弁財天がある弁天島があります。

【別所沼とメタセコイア】
整備当初は、松と桜が主に植栽されていたが、湿地のため成長せず、枯死していく状態であった。
その後、湿地に強いメタセコイアやラクウショウの植栽によって、現在のような特徴的な風景の公園となったそうです。

【メタセコイアやラクウショウの植栽】
詩人で建築家、立原道造の設計
「ヒヤシンスハウス(風信子荘)」の設計は立原道造。昭和初期に活躍し、24歳8か月で急逝した詩人兼建築家です。1938年に中原中也賞も受賞しています。

【ヒヤシンスハウス(風信子荘)の背面側】
ヒヤシンスハウスの間取り|短辺2400mm
建築の短辺は2400mmで、ベッドと本棚がちょうど収まるサイズ。
長辺にある窪みがエントランスで、その窪みによって、窓の小さなベッドスペースと開放的なリビングスペースを緩やかにゾーン分けをしています。

【詩の中に出てきそうな建築です】
キッチンやお風呂はありません。本人が使うことを想定した週末住宅です。長辺に伸びる造り付けのデスクとベンチ&横長の腰窓も特徴的。小説や詩の中に出てきそうな建築です。

【窓辺の造り付けデスク】
交流のあった堀辰雄の小説「菜穂子」に登場する建築家の明さんは、彼がモデルだそうです。なんとなく、そうなのではないかと思っていましたが、ボランティアのガイドさんが教えてくれました。







