埼玉県入間市の[文化創造アトリエ AMIGO]は、繊維工業試験場の跡地を市民が利用するコミュニティ空間に再生した施設です。オープン以来、自由で創造的な文化活動や、文化的なまちづくりの原動力を担う市民の活動の場として活動されています。
赤いのこぎり屋根のカラー鉄板屋根。広い空間に屋根面から光を入れて室内を明るくするために効率的なカタチです。大きな工場に用いられる典型的な屋根のカタチですが、繊維工業試験場の時代でもやはり、繊維を作ったり、試験をしたりする工場棟でした。その工場棟の南側半分は、試験場時代の機械のフレームをオブジェのように残して、展覧会や個展を開くことのできるギャラリースペースに活用します。繊維試験場の建物群の中で、一番、当時の記憶を色濃く残すスペースです。