点火式の日—薪ストーブ「PV85」設置レポート
2025/11/6
数ヶ月前にお引き渡しをした住宅。
引渡し当時は真夏だったため、薪ストーブの取り扱い説明は「寒くなってから」ということで、いったん見送っていました。

炉内に火がまわりだした様子
そして先日、気温が下がりはじめたタイミングで、取付を担当した東京ストーブさんとともに、取扱説明と点火式を実施しました。
今回設置した薪ストーブは、イギリス・チャールトン&ジェンリック社の「PV85 Freestanding」。
ワイドスクリーンのように横に広いガラス面を持ち、炎の揺らぎをダイナミックに楽しめるデザインが特徴です。
やや幅広のフォルムですが、開口部が大きいことで放射熱も広く行き渡り、リビング全体に柔らかな暖かさを届けます。

着火直後の様子
このストーブは、80%を超える高い燃焼効率と、エコデザイン規制を大きく下回る低排出量を両立した高性能モデル。
薪から発生する可燃性ガスを炉内で再燃焼させる「クリーンバーン方式」により、煙突から排出される有害物質を最小限に抑える構造になっています。
その技術力はイギリスの薪ストーブ業界で新たなベンチマークとなり、環境性能とデザイン性を両立する代表的な製品として評価されています。

大きな1枚ガラスが特徴的なフォルム
施工にあたっては、床下の荷重補強や、断熱・気密層を貫通する煙突部分の処理など、ストーブ設置特有のディテールにも配慮。
安全性とメンテナンス性の両立を意識した納まりとしています。

今回、この機種の採用は独楽蔵としても初めての試み。
冬の終わりに、お施主さまから使い心地や燃焼の様子を伺うのが楽しみです。
おそらくこの冬は、炎のある暮らしとともに、より深い“あたたかさ”を感じていただけるはずです。
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