古民家リノベーションは元々の家のシルエットを残すように
2021/10/6
増築部分はあくまでもシンプルにスッキリと
所沢市の古民家リノベーションの現場です。建物の外観、屋根の部分は、元々あった形のまま残す計画です。日本瓦の入母屋の重厚な屋根形式を継承しながら、主に内部空間をリノベーションしていますが、それでも、一部、少しだけ増築した部分があります。
ガルバニウム鋼板を使った増築部分の屋根の様子
それは、玄関とポーチの部分。既存の玄関では、家の大きさに比べてボリュームが小さかったことと、玄関の前面のポーチの部分の軒の奥行きが少なかったので、前方に少し増築しました。既存の瓦屋根は隠さないように、瓦屋根の下にガルバニウム鋼板で新たな屋根を制作しています。
新しい屋根は、既存の瓦屋根の下にギリギリな高さで納めています。
瓦の意匠の邪魔にならないように、あくまでもシンプルにスッキリと・・・。色も押さえてあります。矛盾するようですが、完成して、外部の足場がなくなってしまうと、目立たなくなりますし、下から見上げると見えなくなってしまうのが、ちょっと残念なところです。
建築設計事務所 独楽蔵(こまぐら)では、新築の木造住宅はもちろん、古民家や中古住宅のリフォーム、リノベーション、現況調査や耐震補強などのご相談もお受けしています。今、お住まいの住宅で、気になっている部分、ご不明な点や疑問点などあれば、電話やメールなどでお気軽にご相談下さい。
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完成したこの家の様子はこちら↓
WORKS:古の記憶を残しながら、新たな物語を紡ぐ〜築35年の日本家屋をリノベーション〜(埼玉県所沢市)
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