埼玉県入間市の歴史的建築物のリノベーション活用

【入間市文化創造アトリエ AMIGO 3 サロン(洋)・オープンキッチン】歴史的建築物の保存と利用

[文化創造アトリエ AMIGO]は、閉鎖された繊維工業試験場の建物群を、市民が利用するコミュニティ空間にリノベーションした施設です。敷地に元々あった管理棟、工場棟、研究棟、宿直室、倉庫などの建築群は、 それぞれの建物の特徴や、たくさんの人々が集まれる空間づくりのために一部、解体を含む再生を行いました。平成13年のオープン以来、自由で創造的な文化活動や、文化的なまちづくりの原動力を担う市民の活動の場として活動されています。

目 次(クリックすると開きます)

倉庫や用務員室は小スペースの個性的なサロンに改造

管理棟のエントランスホールをそのまま通り抜けると、青空が拡がる中庭に出ます。音楽棟の軒下を通りながら、試験場の面影を残す屋根付き渡り廊下を進むと右手には比較的小さな木造平屋が並びます。ここは元々、施設の用務員さんが使用していた用務員室や休憩室、倉庫などの機能の建築群。ここも当時の雰囲気を残しながら、個別の個室として、利用できるように改造を行いました。

コンクリート土間の洋風サロンにリノベーション

用務員さんが使用していた部屋は造り付けテーブルのある洋室のサロンに改造。

元々あった小上がりだったスペースを利用したベンチや、リペアした開口部、古建具の押入はキッチンと連結できる入り口になっています。。造り付けのテーブルとベンチのある土間空間です。

古建具やペンキの羽目板を利用したテーブル&ベンチ

同じ敷地内の解体した建物(研究棟)に使用されていた親子の両開きガラス扉と壁の羽目板(ペンキ仕上げ)を再利用して、造り付けのテーブルとベンチを製作。元々のペンキの色や素材感を残しながら再利用しました。

タイルのキッチンで施設の拡張性を図る

外テラスやサロンを拡張し、利便性を上げるためのキッチンスペース。みんなでキッチンを囲みながら料理の出来るアイランド型の造り付けキッチンです。

家づくりでキッチンをどうするか考えるとき、システムキッチン一択で、メーカー選びから始まっている方が多いかも知れません。セミオーダーのステンレス天板を使って造作したり、タイルやモルテックスなどで作ることも可能です。今回は、タイルとホーローシンクの造り付けキッチンです。

畳の和風サロンスペース

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『入間市文化創造アトリエ アミーゴ』 活動の様子

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