【川越南大塚 T字路突き当たりの家】設計事務所の家づくり

【川越南大塚 T字路突き当たりの家】設計事務所の家づくり

住宅の配置計画:クルマとヒトの分離

川越市の新築住宅の現場です。もう引き渡しを待つばかり。今日は曇りの予報でしたが、午前中は陽が差す時間もあったので、急いで現場に出かけて竣工写真を撮ることに・・・。やはり、青い空と陰影があったほうがキレイですから・・・。

この住宅は、敷地が一方通行のT字路の突き当たりに位置しています。ちょうど車が路地から出てくる方向と重なりますし、意外と交通量も多いので、道路面(東面)の外壁は、小ぶりな突き出し窓をいつもより少し高い位置に配置しました。車の騒音や夜のヘッドライドを考慮した結果です。住宅の道路面(東面)の外壁は、いわば堅牢な防壁です。

建物の位置も道路からセットバックして、その部分に住み手の駐車スペース(2台分)を配置して、車自体も道路との緩衝帯をなるように、また、通行している車や自家用の車も、家の居住スペースから排除して、庭を落ち着いたプライベートな空間に。リビングの大きな開口部も南西に向かって配置して、道路に背を向けました。玄関ポーチ一体のデッキテラスを隣地との間に帯状に配置したグリーンスペースによって、プライバシーを高い庭や外部空間を確保することができました。

植樹はとりあえず、道路側からエゴの木、アオダモ、イロハモミジの3本。芽吹きの遅いアオダモは葉がやっと開いてきました・・・。

『入り江』と『岬』絡み合う『OUTSIDE』&『INSIDE』

家族が長い時間を過ごすリビングスペース。その大きな開口部は、南西のデッキテラスとその先のグリーンスペースに向かって開いています。開口部が南西に向いている理由は、敷地の東側にある交通量の多い道路と車から、生活のスペースを分離するため。

さらに『岬』ように南東に張り出したリビングは、逆に『入り江』のようにリビングに入り込んだデッキテラスを隠す防壁の役目も果たしています。『OUTSIDE』&『INSIDE』は緩やかに重なり合って、デッキスペースは、心理的にもリビングの延長として融合しあっています。

敷地の南側に入り込むと、デッキテラスもリビングもかなりオープンですが、帯状のグリーンスペースの外(南側)は、気心の知れた隣人家族が通るだけの通路なので、プライバシーも確保されています。