【飯能市の新築木造の家づくり】屋根面の「通気スペーサー」
2020/12/20

屋根面の通気スペーサー
一戸建ての新築住宅の現場に置いてある「アクエアーシルバー」と印刷された段ボール。片面は表面がアルミでコーティングされています。この段ボールは、屋根の部分(室内側から)で使用するモノ・・・。両側の折込を直角に折り曲げると、ちょうど垂木(タルキ:屋根を支えている木材)の間にスッポリと収まる寸法になっています。折り曲げ部分が30mmあるので、屋根面と、この段ボールの間に約30mmの空気層(通気層)ができる「通気スペーサー」です。

熱線を反射するアルミ面
アルミ面を上面にすることで、赤外線を反射して反射熱(輻射熱)を軽減する効果があります。今回の住宅は、このスペーサーを設置した後に、現場発砲ウレタンの断熱材を吹き付けていきます。屋根面で断熱することで小屋裏に熱気がこもらないので、上下階の温度差がかなり抑えられ、断熱性の高い住宅になる予定です。



建築設計事務所 独楽蔵(こまぐら)では、新築の木造住宅はもちろん、オフィスや古民家、中古住宅のリフォーム、リノベーション、現況調査や耐震補強などのご相談もお受けしています。今、お住まいの住宅で、気になっている部分、ご不明な点や疑問点などあれば、電話やメールなどでお気軽にご相談下さい。
建築設計事務所 独楽蔵(こまぐら) 担当:長崎まで
04-2964-1296 komagura@komagura.jp
独楽蔵 建築設計事務所 ホームページ top
ブログ top
関連記事
杉板の南京下見張りによる外壁仕上げ|鎧張りの施工と納まり
2025年11月4日
設計監理(現場)
木を使った外壁仕上げにはいくつかの方法がありますが、今回の住宅では、杉板による「南京下見張り(なんきんしたみばり)」を採用しました。
【古民家リノベで新たに購入した古建具を生かす】埼玉県坂戸市
2025年3月16日
設計監理(現場)
計画では、元々の建物に使用していた古建具もリペアして、たくさん再利用する計画です。家づくりの打ち合わせでは、お客さんのほうから、空間をより魅力的にするために、さらにアンティーク建具がほしいというお話がでていて、古道具屋やアンティークショップ、ネットなどで、いい建具があって、それを持ち込みしてもらえれば、それに合わせて現場で対応しますということになっていました。
世田谷区八幡山の築35年の住宅リノベーション 現場の様子
2024年10月29日
設計監理(現場)
世田谷区八幡山の築35年、木造2階建て住宅の改修現場です。2階にあったLDKの大きな間取り変更と、1階部分に新たに同居することになる祖母スペースをつくる計画です。





