見た目は同じだけど、ガルバニウム鋼板とカラー鉄板の大きな違い
2021/3/1
今日は、アトリエとブリッジでつながっているカフェ・アマルフィの屋根に登って屋根の点検作業。山なりの屋根が重なった低い谷の部分に梯子を掛けて登ります。登った屋根の上からは、ブリッジの向こうに屋上緑化の芝庭と2つの屋根が見えます。その屋根が、ちょっと錆びてきているのがよく分かります。隣の敷地のAステージの屋根は、カラーステンレス製で、耐久性がありますので、こちらはまだまだ綺麗で大丈夫そうです。
アトリエが完成した30年前は、まだガルバニウム鋼板が一般的に普及していなかったので、屋根材はカラー鉄板でできています。見た目は、同じように見える2つの素材ですが、実は大違い。ガルバニウム鋼板は、アルミと亜鉛の合金で、カラー鉄板は文字通り「鉄」でできています。ですから、ガルバニウム鋼板は錆びません。劣化もしにくい素材なので、ほとんどメンテナンスの必要がないのですが、カラー鉄板はやはり何十年も使用していると錆びてきますので、塗装などの定期的なメンテナンスが必要になります。
アマルフィの屋根は思ったより綺麗で、錆びもまわっていませんでしたが、そろそろメンテナンスの時期のようです。屋根に登ったついでに、谷の部分のドレン(排水口)周りも掃除しました。こちらは予想以上にたくさんの落ち葉が溜まっていました。
隣のAステージの屋根は、カラーステンレスなので、耐久性があります。
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