【住宅のベタ基礎(一体打ち)配筋の様子】家づくりの現場
2020/5/28
内部の型枠が浮いているのがわかるでしょうか?
新築の一戸建て住宅の建築現場です。現在基礎工事中。最終的には、コンクリート基礎の中に埋め込まれてしまいますが、すでに鉄筋が組み上がっています。コンクリートを流し込む金属の型枠も完成していますので、配筋(鉄筋の並び方)の検査が終わるとコンクリートの打設作業です。
通常は、スラブ(底の床部分)を打って数日経過してから、立ち上がり部分の型枠をつくります。それから、もう一度コンクリート打設という流れで、2回に分けて作業します。この現場では、コンクリートを一回で打ってしまう、いわゆる『一体打ち』を行います。
格子状の鉄筋組の下は、全面に『防湿シート』が張ってあります。これにより、地面から湿気が上がってくるのを防ぐことができます
『一体打ち』は、内側の型枠をスラブ(底の床部分)から150mm浮かして作らないといけないので(浮かさないと型枠がコンクリートに埋まってしまうので)、型枠造りに技量と手間がかかります。しかし、コンクリートが一体で硬化するため、基礎の強度が増しますし、コンクリートの打ち継ぎがなく隙間ができません。ですから打ち継ぎ部分からの水の浸入も防ぐことができる利点があります。なにより、見た目もキレイですし・・・。(ちなみに2回に分けた工法でも強度的には問題ありませんよ)
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