埼玉県富士見市の推定築50年の空き家をリフォームして賃貸住宅に活用
2023/1/28
道を挟んで2棟の戸建住宅をリノベーション
新築住宅着工戸数とは、年間で新たに建設された住宅棟数のことです。1980年台から1990年にかけては、バブルやバブル崩壊があったものの、年間120万棟の新築住宅が建てられていました。しかし、その数は、年々緩やかに減少し続け、2021年現在では、87万棟まで減少しました。今後は人口減少や、資材、人材不足、物価高などの諸問題による影響から、2030年度には70万戸、2040年度には49万戸と減少していくとみられています。
1階の床下地を新しく改修中
その反面、増加しているのが「空き家」です。日本全国の空き家(賃貸用・売買用・二次利用を除く)は、約350万戸(2018年時点)。その数は全住宅の5.6%にも及びます。今後、2030年には470万戸に増えることが推定されています。空き家の増加は、不動産としての有効活用の機会損失にもつながっている一方、防災、防犯、衛生、景観の面からも、地域に不利益をもたらしています。
この埼玉県富士見市の田園に建つ推定築50年の中古住宅、2棟も長年、空き家のまま放置されていて、床も抜けてしまっている状態でした。この劣化して傷んでしまった外壁や床、サッシ、水回りなどを外科的な処置で修繕しながら、新たに賃貸用の戸建木造住宅として、現在の快適な暮らしが過ごせるように、リノベーションを行なっています。
1階の床は解体後、下地から改修
2階の和室を杉無垢フローリングの洋室に
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