埼玉県狭山市の市街化調整区域で新築木造住宅の工事が始まりました
2022/7/7

埼玉県狭山市で新築の木造住宅の工事が始まりました。2階建ての専用住宅に別棟平家のガレージが付属しています。市街化調整地域内の畑の中の一軒家です。広い敷地の中で、風景を作っていけたらと思っています。

防湿シートの効果
現在、ベタ基礎の配筋作業が終了して、コンクリート打設のための型枠が出来上がっています。スラブ(床)配筋の下に見えるシートは、「防湿シート」といいます。ちょうどコンクリートを打つと隠れてしまう、床の全面に張ってあって、地面からの湿気が床下に侵入するのを防いでくれます。

コンクリート一体打設の利点
中央部分の型枠は、地面から150mm浮いた状態でセッティングされています。これは、床部分のスラブコンクリートと立ち上がり部分のコンクリートを一度に打設できるようにしている工夫で、床コンクリートの厚み,150mm分を避けるように宙に浮いた状態になっています。この型枠の組み立てには、一般に比べて少し難しい技術が必要になりますが、コンクリートを一体で打つと、「継ぎ目のない強度の強いコンクリートになる」、「継ぎ目がないので、水の侵入が防げる」などの利点があります。

別棟:車庫部分のベタ基礎配筋&型枠
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