【築32年 千葉県柏市の住宅 リフォーム】設計事務所の家づくり
2020/2/16
築32年木造住宅の道路側(北側)立面
住宅のリフォームの打ち合わせに柏市に行ってきました。32年前に建築設計事務所 独楽蔵(こまぐら)で設計監理した木造住宅です。まずは、工事にかける、おおかかな予算をお聞きして、直しておいたほうがいい箇所やご希望をおうかがいしていきます。家全体を見せてもらいながら、間取りを確認していきます。32年前の住宅ですので、設備や仕上げのが古くなって劣化している部分も多くありますが、家の間取りや造作の手間の掛け方など、現在の『家づくり』で、段々失われつつある、ゆったりと丁寧な暮らしぶりを感じました。
【南側開口部廻り】すべて木製建具製です。調整が必要そうです。
当時の図面も残っていましたので、今回は、現状図面を作図しなくてもよさそうです。図面は、もちろん手書きです。普段は、1/50で作図している平面図も、すべて1/20の詳細図で書かれていました。美しいです。図面の書き込みも多く、図面から『家づくり』に対する熱量も感じられます。(私が書いた図面ではありません)
台所の造り付け食器棚。濃紺の塗装が綺麗です。
この建物は約10年前に、屋根の瓦を下ろして軽量材の屋根材に変更してあります。耐震補強をしてある住宅ですので、現時点では構造的には問題ないと思われます。建物外周や内部も確認しましたが、不同沈下によるクラックや大きな雨漏りもなさそうです。建物を劣化させないようなメンテナンスも優先順位の高い項目の一つです。
玄関下足入れ
物入れの扉(和紙張り):32年の経年変化で色褪せしています
玄関は造り付けの木製ドア
建築設計事務所 独楽蔵(こまぐら)では、新築の木造住宅はもちろん、オフィスや古民家、中古住宅のリフォーム、リノベーション、現況調査や耐震補強などのご相談もお受けしています。今、お住まいの住宅で、気になっている部分、ご不明な点や疑問点などあれば、電話やメールなどでお気軽にご相談下さい。
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