お盆の帰省 寄り道「奈義町現代美術館」

お盆の帰省 寄り道「奈義町現代美術館」

車で帰省する際は、大概、どこかに寄り道をするのですが、今回はあまり時間に余裕がなかったので、あまり道を外れて遠くに行かないように、岡山県奈義町に・・・。普段のちょっと手前の津山で高速を降ります。奈義町は、鳥取との県境近くの想像以上に奥地の、ほんとうの田舎の街でした。実際に行ってみて、25年前のちょうどバブルもはじけた頃、よくこの場所に、現代美術館を建てようと思ったなぁ〜と感じました。たぶん、相当反対もあったはずです。

「奈義町現代美術館」は、磯崎新さん設計の建物で、3人の作家の作品と建物が一体となって、常設されていることが最大の特徴の一つです。たぶん、美術館として新たに作品を購入し続けていくことは、資金的に困難だろうという考えがあったのではないかと思います。そういう意味で、当時はかなり画期的なアイデアだったのでないでしょうか。

25年経過した現在も、竣工当時のままで展示されています(たぶん)。作品は、これからもずっと残るでしょうが、残念ながら、宮脇愛子(礒崎さんの夫人)さんと荒川修作さんは数年前にお亡くなりになっています。岡崎和郎さん(岡山県出身の彫刻家)はご存命のようです。

作品が固定化されていると変化のない施設になってしまう危険性もありますが、「奈義町現代美術館」には、企画展のためのギャラリースペースもありますし、町立の図書館も併設されています。最近の建築では、市民のためのコミュニティースペースやカフェスペース、図書館機能などが緩やかに繋がって、施設の前面に顔を出してくる形態が多くなってきていますが、そういう空間のプロトタイプ的な位置づけもできるかもしれません。

少し前の、NHKの「日美旅」で岡山県を紹介していて、数十年ぶりに、美術館のことを思い出しました。なぜだか、今年は磯崎新さんの建築に縁があるなぁ〜。

「奈義町現代美術館」の開館時間よりも、はやく到着してしまったために、近くの「なぎビカリアミュージアム」に寄り道。奈義町周辺からは、まき貝(ビカリア)を中心に動植物の化石が多数産出されているそうで、「なぎビカリアミュージアム」は、その発掘された化石を保護・展示する施設。

こどもたちは、思いもよらず化石発掘体験ができて、大満足そうでした。

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