【暮らしの中の「生物多様性」について考える】設計事務所の住宅デザイン
2023/7/13
風に揺れる庭に咲く花。その匂いに誘われて飛んでくる虫たち。薪棚に積まれた薪の隙間に棲み、コツコツと巣作りをする昆虫。土の中のあらゆる有機物を食べるミミズやダンゴムシたち。その虫を狙う鳥たち。そして、それらの風景を眺めている自分がいます。
我が家の庭をちょっと眺めただけでも、数えきれない生き物たちと、この暮らしをわかちあって生きていることを感じます。これこそ「生物多様性」そのものであり、自分もまた、そのピースのひとつであることに気づかされます。
「生物多様性」には、たくさんの種類の生きものがいる(種の多様性)だけではなく、様々な環境があること(生態系の多様性)、そして、同じ種類の生きものの中でも、様々な遺伝子があること(遺伝子の多様性)の3つのレベルの多様性があります。
人間の暮らしやすさに特化して形成されてきた都市空間は、実に快適で美しく、安全安心な生活です。でも、その暮らしを俯瞰で見たり、ちょっと視点を変えてみると、どこか不自然で、不安定な未来が待ち構えているようにも思えるのです。それはきっと、多様な生命の存在や、それにまつわる面倒な部分を排除しているからかもしれません。
やはり多くの生命は、他のたくさんの生物と直接関わり合って初めて、生きていくことができるのではないでしょうか。ひろい地球の中で、人間が暮らせる場所は限られていますが、そのなかでも、その土地の地域性や風土に沿った持続可能な暮らしを営むことが「種」、「生態系」、「遺伝子」の3つのレベルの存続や未来にとって、とても重要な気がします。
7/15•16の「暮らし相談デスク」。地球レベルの壮大な話から、庭の雑草や害虫といった身近な話題まで。多様な視点で、いろいろなお話ができるのを楽しみにしています。
『生物多様性』 @refactory_antiques
7/15Sat、16Sun 11:00-18:00
MANSIKKA antiquesと同時開催
@lamontagneflower / 草花
@yui_itoh / 食卓
@ken1kondo / 七宝
@ito_leather_studio / 革のこと
@panpeople__ / まいにちのパン ※土曜日のみ
@coffeeemerson /一息 ※日曜日のみ
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