【建築的(暮らし)側面を考えながら、機能的な雑木の庭をつくる】木造新築の家づくり
2023/4/21
【12年が経過して大きな木陰をつくった雑木の庭】
我が家の庭は、樹木を植え始めて約12年経過しました。最初は小さかった木々も、陽の光を求めた枝葉が張り出して、庭全体を覆ってしまうような大きな木陰ができました。時間をかけて成長した木々によって、まるで森の中にいるような豊かな自然の息吹が感じられる場所になりました。小鳥たちや、蝶やトンボなどの昆虫など、さまざまな命が飛び交っています。
【中古枕木のデッキテラス越しに庭を見る(薪棚が隣地との塀になっている)】
庭づくりを計画する際には、嗜好性や視覚的に美しい庭を考えることが多いかもしれませんが、建築を学んだわたしが計画するときは、建築や暮らしからの機能的なアプローチから入って、美しさと機能性の両方を兼ね備えた庭を構築することが多い気がしますし、我が家の場合もそうでした。
【落葉中木の下は、日陰の植物たち】
見るためだけの木々ではなく、夏は、リビングやデッキテラスに擦り注ぐ強い日差しを防いだり、冬は、葉の落ちた枝の隙間から、高度の低い太陽の光が、室内の奥まで届くように、方位や木陰の落ち方を考えながら、配置していきます。窓から見えるだろう四季折々の風景を想像したり、隣地からの視界を遮るためにも、木々を利用することで、屋敷全体の景観をより美しく見せることができました。
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works:【川を感じる有機的な暮らし】 建築士の自邸・高麗川沿いの新築木造一戸建て(埼玉県日高市)
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