【家づくり:薪ストーブの設置場所をどう決定するか?】(リノベーションの場合)
2019/9/5
少し、涼しくなってきたので、今日は薪ストーブについてのお話。「家づくりの際に、薪ストーブを設置する時にどのようなことを考えて決めるのか?」というお話です。
せっかく設置するなら、いつも家族がいて、火が燃えている様子が見えたり、薪をすぐにくべたり出来るところがいい。住宅の場合は、玄関土間に設置する場合もありますが、やはり、リビングが基本になると思います。火の周りには、人が集まりたくなりますので、火が囲める場所。写真の家の薪ストーブは、場所がリビングの隅なので、ストーブを囲めるように45°に角度を付けています。
上昇気流の抵抗や煙突の汚れなどを考えると、煙突は真っ直ぐなほうがいいので、なるべく真っ直ぐ抜ける場所を検討します。リノベーションの場合は、既存の屋根を抜けるかどうかの問題もあります。今回は、本屋根の瓦部分に穴を開けたくなかったので、ガルバニウム鋼板に葺き替えをした下屋根部分(元々は広縁の部分)に真っ直ぐ通しました。
また、燃焼のよさ(上昇気流の確保)のため、ある程度、煙突の長さが確保できる場所や、煙突から出る煙のことを考えると、近隣の住宅や敷地にあまり、接近していない場所がいいかもしれません。設置後の煙突のメンテナンスがしやすいような場所を選ぶのもポイントの一つです。
外観上のポイントになるトコロ。今回はストーブ本体に45°の角度をつけたので、その部分が、外壁の一部のちょっとしたアクセントになりました。以上のようなことを考えながら、よりベターな場所を探していきます。
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