【図面を書いているだけではない、建築士の日常のお仕事】設計事務所の住宅設計
2019/3/14
屋根の下地は終了しています
デスクワークだけが設計の仕事ではない
建築士というと机で図面を書いて、一日中ずっとデスクワークをしているイメージがあるようです(よくいわれます)が、案外そうでもありません。市役所や消防署、保健所などの関係役所で、建築法規を調査して廻ったり、お客さんの所や建築現場に打ち合わせに出たり、既存の建物の現状調査に出かけたり、外に出かけることのほうが多いかもしれません。結構、いろんな人たちとお話や打ち合わせもしますので、ひとりで静かに図面を書いている時間は意外と少ないかもしれません。
建築現場では天気の違いで確認出来ることがある
今日は天気がよかったので、朝から現場に出かけました。半分冗談ですが、もう半分はわりとホントのことなんです。天気がよければ、室内のどこまで日が差し込むか、日当たりや影などを確認できますし、雨であれば、雨仕舞い(浸水防止の処置を施すこと。)の確認や、敷地の何処に水がたまりやすいかなどを確認することができます。お天気は建築やその先の「暮らし」に直結していますから・・・。
2階のバルコニーからちょうど見える加治丘陵の新緑
埼玉県入間市の新築木造住宅の現場です。上棟から1週間が経過して、現場の工事もずいぶん進みました。ちょうど、大工さんからいろいろと疑問や質問が出る頃です。大きな問題も、建物の骨格が出来上がるこの時期に集中している気がします。今日もおはようの挨拶と同時に、質問が矢継ぎ早に飛び出してきました。「ここの壁はどう納めればいいのか?」「バルコニーの排水の経路や勾配はどうしよう?」「窓の高さは図面通りでいいのか?」など。質疑についての打ち合わせが一段落すると、こちらも、確認事項として階段の納め方や神棚が追加になったことなどを伝えます。今日のところはあまり問題はありませんでした。よかった、よかった。2階から、南のバルコニー越しに加治丘陵の緑が見えました。これが一番よかった!もうすぐ芽吹きの季節です。
大梁の一部は、あらわしで見えてくる構造材なので、養生の紙が巻いてあります。
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この住宅の完成した様子はこちら↓
WORKS:加治丘陵の麓の木造新築住宅
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