【7寸勾配の屋根】狭山市の商業建築の現場
2019/3/19
埼玉県狭山市の新築木造2階建てのテナントハウスの建設現場です。板金屋さんが、屋根の上で踏ん張って、下のほうからガルバニウム鋼板を張り上げています。屋根は長尺のガルバニウム鋼板の平葺き。この建物は商業建築なので、いつもよりちょっと急勾配な屋根です。建築的には、この屋根の角度を「7寸勾配」といいます。
屋根の材料によって変化する屋根勾配
「7寸勾配」とは、[水平:高さ]が、[10:7]の勾配のこと。「寸」がなくても意味が通じますが、いまだに昔ながらの言い方が残っています。本来、屋根の勾配は、使われている屋根材や、風土によって決まってきます。茅葺きや藁葺き、天然スレートや瓦などの材料の場合は、雨の切れがよくて、防水的には有利な急勾配な屋根になります。継ぎ目のない一枚板で葺くガルバニウム鋼板の瓦棒葺きなどは緩やかな屋根勾配になります。地域でいうと豪雪地帯や雨の多い場所なども、屋根の上に雪が堆積しないように急勾配な屋根が使われています。ちなみに独楽蔵の建物では、通常4寸、4.5寸、5寸勾配の屋根が多いです・・・。
長尺のガルバニウム鋼板の平葺きの様子
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WORKS:木造新築2階建て テナントハウス 【祇園スクエア】(狭山市)
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