無機質なコンクリート擁壁を有機的にデザイン

コンクリートの擁壁(ようへき)ついて考える

無機質なコンクリート擁壁を有機的にデザイン

土を留めるための壁を擁壁(ようへき)といいます。昔は石垣のように石を使って斜めに組み上げることが多かったと思いますが、最近ではPC(プレストレスト コンクリート)といって、工場などであらかじめ製造されたL型のコンクリート製品だったり、現場でコンクリートを流し込んでつくる場合だったり、コンクリートを使用する場合が多いと思います。いずれにしてもコンクリートを使用しますので、あまりに高い擁壁(ようへき)は、周囲の環境や風景を無機質で、冷たいモノにしてしまいがち・・・。

写真は2mもある高い擁壁なので、なにも考えずに作ってしまうと、上下の敷地が分断されてしまいます。擁壁にちょっと目地をランダムにいれるだけで、上下の緩やかなつながりと、全体に表情がうまれます。あまりやりすぎないように、気をつけながら・・・。

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