【築10年の建物で、大工さんの凄さを見る】

10年前のに設計した建物で、大工さんの技の凄さを見る

木材は、含水率や経年変化で収縮しますが、収縮の程度は一様ではなく、方向によって異なります。板目方向の収縮率が最も大きくて、柾目方向の約2倍。長さ方向の収縮率は小さくて、横方向の1/10以下です。

ですから、収縮の比率は
板目方向:柾目方向:長さ方向=10:5:1~0.5

建築で、45°の接合部を、留(トメ)といいます。木材の特性上、留の部分も長さと幅(柾目方向)で、収縮率が5倍〜10倍違いますから、材料の幅が広いほど、時間が経過するにつれて、どうしても内側から隙間が出来てしまいます。

先日、お邪魔した住宅は築10年。長い時間が経過していますが、留の部分は、ピッタリで隙間がありませんでした。

これは、とても難しいので、できる大工さんは、あまり多くありません。