
入間市の住宅街、ここは以前、区画整理が行われていた地域で道路がマス目状に、きれいに整備されています。古くから住宅が立ち並んでいる新しい区画の一角に新たに新築住宅を建てるプロジェクトです。
施主はシニア世代のお客様。新しく木造の住宅は同一平面で暮らしが完結する平屋建て。外観は寄棟と切妻の屋根、軒のラインが長く続くオーソドックスなスタイル。屋根材は、いぶし銀の日本瓦を採用しました。外壁などの材料でアピールするような住宅ではなく、軒の長い屋根が外壁に影を落として、陰影でフォルムを見せる造形になっています。特に和風を意識しているわけでもありませんが、昔から伝承された日本の住宅の長所を生かしながら、和洋折衷の現代の日本のスタイルを体現していると思います。