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美保神社(島根県)の(私的)建築みどころ

美保神社(島根県)の(私的)建築みどころ

創建は不明ですが、「出雲国風土記」(733年)に社名がでてくるため、少なくともその時期には「社」存在していたらしいです。

本殿の建築様式は、出雲大社と同じ大社造り(掘立柱・切妻造・妻入)という古い神社建築様式ですが、神さまが2人なので、その大社造りが左右に2つ並ぶ特殊なカタチで、「美保造」または「比翼大社造」といわれています。(重要文化財指定)

三穂津姫命(みほつひめのみこと)(右)と事代主神(ことしろぬしのかみ)(左)の2名のご祭神がお祀りされていることが、社のカタチに現れています。

屋根のてっぺんに交差した部材は、千木(ちぎ)といって、年代の古い神社建築独特のデザインです。

その千木には、大きく分けて、先端を垂直に削った「外削ぎ」と、水平になっている「内削ぎ」の2種類がありますが、美保神社ではその両方を見ることが出来ます。これ、めずらしいです!

祭神が男神の社は外削ぎ、女神の時は内削ぎであるという俗説もあり、外削ぎを「男千木」、内削ぎを「女千木」という言い方もあるようですが、例外もあるため、定かではありません。

建築的には、「外削ぎ」のほうが、雨のキレがいいので、たぶん長持ちするのではないかと思います。そういう目線で、美保神社の2種類の千木を定点観測しても、面白いかもしれません。

ちなみに美保神社の千木は、俗説の通りに男女に分かれています。しかし、この本殿、1813年に再建された建物なので、元々の「社」がそうなっていたのか、また、創建当時にお祀りされていた祭神がどなただったのかは、謎…。