【埼玉県西部の山間の古民家リノベーションの現場】新しい開口部で蘇る庭空間
2022/6/3

埼玉県西部の山間の古民家リノベーションの現場です。解体が進んで、家の構造が現れてくると、時代によった造の違いが判明して、この家が出来てから数回の大規模な改造が施されている様子がわかりました。元々の家のはっきりとした築年数は定かではありませんが、長い家の歴史が建築によって感じられるのが、改修の醍醐味ですね。。元々、南側の庭に面していた和室続き間の客間と、それに付随する広縁部分を大きく改造して、ご夫婦のためのLDKと隣り合う寝室、水回りをつくって、1階部分でコンパクトに生活できる空間に再生する計画です。

古民家の耐震性と断熱性もUP
既存の床や壁の解体が終了して、新しい床の下地が完成しました。今までの畳床では、場所によって約5cmのレベル差がありましたが、下地を作り直して全てフラットになりました。もちろん、断熱材も新たに入れてあります。外周部分に新たに出来た壁には筋交を入れて、耐震性の向上も計ってあります。欄間の開口部は無くなりましたが、開口部は高さが1760mmから2000mmにアップして、開放感のある空間になりそうです。

障子や襖で隠れていた南と東側の庭も繋がって、敷地全体の広がりを感じるリビングになりそうです。新しいサッシの開口部でキッチリと切り取られた庭の景色が新鮮に見えます。

関連ブログ:飯能市の山間で、古民家再生工事が始まりました。 2022/04/09
関連ブログ:古民家リノベーションのための現場調査(飯能市) 2021/07/17
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