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【埼玉県西部の山間の古民家リノベーションの現場】木工事終了

埼玉県西部の山間の古民家リノベーションの現場です。室内は大工さんの造作工事がだいたい終了して、かなり完成時の雰囲気がわかるようになってきました。

家を火災から守る「ミズキ」

この家は、建ってから数回の大規模な改造が施されていそうな造りですが、元々の家のはっきりとした築年数は定かではありません。先日、小屋裏を職人さんに掃除してくれたので、登ってみると棟の部分に「ミズキ」が残っているのを発見しました。「ミズキ」は火災から家を守るとされ、上棟の際に小屋裏に飾られます。近くには棟札があるはずなのですが、見つけることはできませんでした。棟札を見るといつ上棟したのかが書いてありますので、建物の築年数がわかるんです。ずいぶん前に、本屋根を瓦から板金屋根に葺き替えする改修が行われているので、その時に外してしまったのかもしれません。野地板に割と新めの杉板が張ってあるのは、その時の工事の痕跡であると思われます。

以前から大事にされていたお仏壇を家の中心に

この家の新しいLDKと寝室は、元々は2部屋の和室とその南側にあった広縁部分。新しいリビングには、和室に造りつけてあった仏壇をそのまま残しています。室内の北側に設置されたお仏壇は、きれいに化粧直しした後、同じ位置で使っていただけるように考えました。元々、立派な造りのお仏壇なので、きれいに手入れすると、より豪華な雰囲気に蘇る気がします。

この家を長年守り続けていただいた大切なお仏壇ですので、家の中心のリビングで、これからの暮らしも見守っていただけるように仕上げを整えます。新しいリビングに家の記憶を残すお仏壇のようなモノが入ると、空間に自体に重みが出て、落ち着いたいい空間になります。

この家の玄関は框を上がった所に4枚引きの障子が取り付けてありました。格子の細工の細かい古い時代の障子でしたので、現在、建具屋さんの作業場で、リペア中です。障子を開けて中に進むと床は畳敷。以前からの記憶が色濃く残る玄関は、再び畳を入れ替えて畳敷の床にする予定です。玄関を入った正面には神棚が祀られていました。神棚もきれいに化粧直し(襖部分は張り替え)をして、以前と同じ位置で家を守っていただく計画です。

日常の暮らしの中の神棚

柱や長押は塗装をし直して、現在、砂壁の内壁は白い漆喰を塗り直します。正面の神棚は、神棚の社の屋根部分と欄干が建築と一体になってる造作。この造りの神棚は始めてみました。2階階段の入り口には建具を付けて開閉ができるように・・・。

家の歴史を感じさせる竿縁天井は、クリーニングした後、そのまま利用します。

照明は新しくLEDのダウンライトを設置します。

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