2019年2月の記事一覧
【能舞台と住宅と床の張り方の違いについて】「檜(ひのき)舞台」(木表:きおもて・木裏:きうら)
【能舞台と住宅と床の張り方の違いについて】「檜(ひのき)舞台」(木表:きおもて・木裏:きうら)
「檜(ヒノキ)舞台」といえば、大劇場や格式の高い劇場のこと、また一流として認められることなどの意味です。その昔の江戸時代、檜の舞台が許されていたのは、能楽や歌舞伎などの幕府公認の劇場だけだったそうで、やはり文字通り、一流の証だったようです。この檜舞台ですが、住宅の無垢フローリングと使い方の大きな違いがあります。それは表面に「木裏(きうら)」を使うこと。
「歴史のみち景観モデル地区」 深谷の街に区画整理は必要か?
深谷市は埼玉県の「歴史のみち景観モデル地区」にも指定されているようで、住民の方々や地元のNPOの皆さんが協力して、旧街道や旧宿場町などに埋もれている歴史的建物の保全・活用や、「レトロモダンな深谷宿のまち歩き」など、いろいろな形でまちづくりに尽力されています。
吾野(飯能市)高麗川沿いの新築木造住宅(竣工後3年)①
雑誌(チルチンびと)の取材で、久しぶりにお邪魔しました。ご主人のDIYで、竣工時とは変化も・・・。まずは外観廻りから・・・。
川越市新宿町 街中の家(向こう三軒両隣:左側の家)引き渡し約半年後
川越市新宿町 街中の家(向こう三軒両隣:左側の家)引き渡し約半年後
引き渡し約半年後。引っ越しも少し落ち着いて、庭の一角には、お野菜が植えられていました。お客さんといっしょに考えたことが生かされていて、うれしい気持ちになります。床のヒノキ無垢材も段々と日に焼けていい色になってきました。
【無垢材と睡眠について】自然素材の木造住宅デザイン
内装の仕上げ材として「 50%程度、木質化(無垢材)した住宅は、住み手が良好な睡眠を得るのに最も効果的である。」という研究結果(慶応義塾大理工システムデザイン工学科:伊香賀教授)が、最近わかったそうです。
第2回:優れているのに、なぜか認知度の低いペレットストーブ(木質ペレット)
第2回:優れているのに、なぜか認知度の低いペレットストーブ(木質ペレット)
ペレットストーブの燃料の「木質ペレット」のお話。間伐材や、おが屑(くず)、かんな屑など、製材副産物や廃棄物(樹皮、建築廃材など)を、乾燥させて、圧縮成型した小粒の固形燃料のことです。あんまり話題にならないので、皆さんあまりご存じないと思います。接点もないですし・・・。まずは、「木質ペレット」って、どんなものなのでしょうか・・・?
第3回:【木質ペレット燃料から見えてくるお国柄】 有機的な『家づくり』
第3回:【木質ペレット燃料から見えてくるお国柄】 有機的な『家づくり』
日本の種類別生産量の割合は、「ホワイト:全木:バーク=3:4.3:0.3」の全木ペレットの割合が多いのが特徴です。それに対応するように国産のペレットストーブも全木ペレットを燃料とする機種が多いようです。全木ペレットが多い理由としては、材料を分別する必要がなかったり、無駄を出さない、コストを抑えられるなど・・・、MOTTAINAI精神の日本人の性分に合っているから・・・というような理由が考えられます。
【洗濯物のある風景を考える ①】建築家と建てる家
シンプルで、デザイン的に、かっこいい建物はたくさんありますが、住空間は、住み手の暮らしが営まれて、初めて完成するものだと思います。実際に住み手がその空間の中に入って日々を過ごす姿、「日常生活の風景として美しい空間」が、優れた住宅なのではないかと思うのです。美しくしなくてはいけないのは、建物ではなく、住み手の姿と暮らしの風景だと思います。
第4回:木質ペレット燃料の需要を増やすために、今すぐ出来ること
第4回:木質ペレット燃料の需要を増やすために、今すぐ出来ること
上記の問題を根本的に解決するには「大きな工場での大量生産して、ペレットの単価を下げること」と「ペレットストーブ、産業・家庭用のボイラーの普及による需要の増加」の両方が必要ですが、現状ではなかなか難しいところです。現状でペレットの使用量を増やすためには、ペレットストーブやボイラー以外の使用の仕方を提案をすべきだと思います。