埼玉県日高市の庭デザインは一級建築士事務所/独楽蔵へ

【発がん性のないオーストラリアの中古枕木でつくったデッキテラス】

発がん性のないオーストラリア産の中古枕木デッキ

我が家の庭には、3種類のデッキスペースがあります。川沿いのデッキテラスは、堅くて耐久性のあるセランガンバツ材を使用したメインのデッキスペース。玄関ポーチは2階の建物が覆い被さって、ピロティ(吹き抜けの空間)になっていて、雨に濡れないので、アメリカ産のヒノキ、米檜(ベイヒ)のデッキスペース。南側の庭に面した露天のスペースは、中古枕木を使用したデッキスペースです。

オーストラリア産のユーカリ材の中古枕木は高強度&高耐久

この中古枕木は、オーストラリア産のユーカリ材。この枕木がユーカリ材は防虫効果があり、薬品による防腐処理なども一切してありませんので、発がん性物質も含まれていません。強度は通常の木材の2~3倍で、耐久性も高いのが特徴です。広大なオーストラリア大陸を走る鉄道の一部だったと思うとちょっと不思議な気持ちになります。

枕木デッキテラスをより長持ちさせるためには

耐久性が高いユーカリの枕木ですが、より長持ちさせるためには、濡れても、すぐに乾く状態を保つことが大事です。直接、地面(湿度のある土)に接しないように、ゲタを履かせて、隙間を作ることが1番です。巨大なスノコのようなイメージです。

それから、隣り合う枕木の隙間には、砂埃や落ち葉、ゴミなどが詰まりがちです。そのままですと、湿った状態が長く続く状態で、枕木にとってはよくありませんので、定期的に掃除してあげるといいかもしれません。詰まったドロが、アリやムカデなどの巣になってしまう可能性もあります。掃除には、ある程度硬さのある剪定用のノコギリが使いやすいかも。うちでは、枕木の隙間から、よくカナヘビが顔を出してくれて、とっても有難いことに、虫をたくさん食べてくれます。隙間がきれいになると、エッジが効いて、枕木もキレイに見えます。定期的なメンテナンスはいいことばかり。

建築設計事務所 独楽蔵(こまぐら)では、新築の木造住宅はもちろん、庭づくりや古民家や中古住宅のリフォーム、リノベーション、現況調査や耐震補強などのご相談もお受けしています。今、お住まいの住宅で、気になっている部分、ご不明な点や疑問点などあれば、電話やメールなどでお気軽にご相談下さい。

建築設計事務所 独楽蔵(こまぐら) 担当:長崎まで
04-2964-1296 komagura@komagura.jp

関連コラム:【DIY 中古枕木でテラスをつくってみよう】埼玉の設計事務所の家づくり

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WORKS:川と共に暮らす 高麗川沿いの木造一戸建て(埼玉県日高市)

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