【住宅の屋根と一体化 庇のように軽快なパーゴラをデザイン】木造新築の家づくり
【住宅の屋根と一体化 庇のように軽快なパーゴラをデザイン】木造新築の家づくり
パーゴラというと、木製や樹脂、アルミなどで出来上がった立方体のフレームのイメージがありますが、もっとシンプルで、建築や暮らしと一体になったデザインがあればいいのになぁと思います。写真の住宅は新築の際に、建物に合わせて、パーゴラをスチールバーで製作しました。庇を延長する植物の屋根として、レームもできるだけ細く、角度も揃えてあります。
【欠点を長所に変える】文化創造アトリエ AMIGO!について
【欠点を長所に変える】文化創造アトリエ AMIGO!について
入間市文化創造アトリエ AMIGO!は、市民の方の文化活動やコミュニケーションの場です。施設内のホールは、赤いノコギリ屋根が特徴で、繊維試験場だった頃の工場棟をリノベーションした建物で、コンサートやイベント、講演などが行われています。古い建物をなるべく生かしながら改造をしたり、予算も限られていたので、空調(エアコン)や音響、舞台照明、防音の設備などはありません。通常の公共施設では考えられない設備環境ですが、観客の皆さんや出演者の方々には、特別な印象が残ることもあるようです。
木製ガラス引き戸(幅3300mm)の全開放→ガラス戸→網戸
壁の長辺が南向きのリビングですが、一番大きな開口部は、南に対して、角度が45°振れた南東向き。開口部を南東に向けたのには、2つの理由があります。一つは、より幅の広い開口部を開けたかったことと、敷地の東に流れる川を借景に入れたかったからです。
【建物の普遍性や時代性について】28年前の建物ですが、なにか・・・?
【建物の普遍性や時代性について】28年前の建物ですが、なにか・・・?
建物の外壁によく使われるサイディングや建具などの既製品、建築の新素材やデザイン、新しい工法など・・・、建築の定番や常識などが時代によって変わっていきます。建築も、音楽やファッションと同様に、その時代の雰囲気や流行というものもあり、すぐに作った時代がわかってしまう場合があります。時代を感じるということは、イコール古く感じてしまうことでもあります。そのときどきに消費されてしまう流行のようなものでなく、本質的なモノなのか・・・。長く住み続けるスパンの長い家は、そういうスタンスで考える必要があると思います。
【遮断機(手動)のある家】塀&ゲートについて考える
住宅の車庫部分や、道と敷地の境界、道路境界線をどう取り扱うかは、いつも頭を悩ませるところです。やっぱり、車のイタズラや盗難なども、心配です・・・。車庫をシャッターや引き戸、伸縮門扉などを使用して、物理的にガッチリ区切る場合や、ロープやカラーコーン、ステンレスの車止めなどで、境界を簡易的に明示するだけの場合、はたまた、何もしない場合など、家によって様々な選択肢があります。
【造り付けの下足入れの奥行き寸法について①】設計事務所の住宅設計
【造り付けの下足入れの奥行き寸法について①】設計事務所の家づくり
靴は、だいたい大きさが決まっているので、既製品のシューズボックスの奥行きは、オトナのサイズに合わせて330mm~350mmが多いと思います・・・。独楽蔵で「下足入れ」を作る場合は、基本的に奥行き400mmで考えます。なぜって、靴を買った時の紙箱がそのまま仕舞えると整理がしやすくて便利だからです・・・。
『仕舞っぱなしにならない収納扉のデザイン』について考える
吊り戸棚や天袋など、家の中で上のほうにある収納場所には、普段あまり使わないようなモノで溢れている場合が多いですね。中に何を仕舞ったのか?忘れてしまってもうわからないという人もいるかもしれません。
【8年経過したコンクリートの塀が、キレイな状態を保っている理由】設計事務所の家づくり
【8年経過したコンクリートの塀が、キレイな状態を保っている理由】
先日、8年前に完成した住宅に久しぶりにお邪魔しました。樹木もずいぶん大きくなるほど時間が経過しましたが、玄関のモザイクタイルやコンクリート打ち放しの塀は、キレイな状態を保っていました。
【収納スペースを最小限にして、美しさを保つ】シンプルなキッチン
【収納スペースを最小限にして、美しさを保つ】シンプルなキッチン
「収納スペースはできるだけ少なく」そんな意外なキッチンを希望した奥さん。その理由は、奥さんのきれい好きな性格にありました。掃除がしやすいよう、モノを増やさないように努力されているのです。
【デザインや使い勝手の側面から耐久性を考える】独楽蔵の木造住宅
【デザインや使い勝手の側面から耐久性を考える】独楽蔵の木造住宅
材料は、「木・土・砂・草・紙」、すべてが自然素材の空間です。ガラスは違うじゃないか!」思う方もいるかもですが、原料が珪砂・ソーダ灰・石灰ということで、大目に見て下さい。建てられてから、すでに100年経過した建物です。「耐久性」というと、材料の「丈夫さ」や「劣化しにくさ」などの物理的な側面で語られることが多いですが、デザインや使い心地などの点で、普遍性があることも、ある意味「耐久性」がある材料だといえると思います。
安全性から考える床の材料について
床は違う材料に見えますが、実は同じ御影石。表面の仕上げが異なります。
磨き仕上げ(黒)とジェットバーナー仕上げ(グレー)のストライプです。
磨き仕上げ(黒)とジェットバーナー仕上げ(グレー)のストライプです。