埼玉県入間市/川越市の木造新築住宅/リフォームは建築設計事務所・独楽蔵へ

読書・美術館・音楽

『岡田メソッド』岡田武史と『パタン・ランゲージ』クリストファー・アレグザンダー

『岡田メソッド』岡田武史と『パタン・ランゲージ』クリストファー・アレグザンダーの画像

『岡田メソッド』岡田武史と『パタン・ランゲージ』クリストファー・アレグザンダー

『岡田メソッド』とは、主体的にプレーできる自立した選手と自立したチームを育てることを目的とした、サッカーの指導方法論の体系です。サッカーで勝つための『岡田メソッド』ですが、岡田さんは、最終的には「サッカー界のみではなく、自分の人生を主体的に生きることができる日本人を輩出する仕組みをつくる」という大きな目標を持たれています。実際に彼がオーナーを務めるFC今治では、自身のサッカーチームはもちろん、今治の学校や街も連携して、小さな地方都市を活性化する試みが大きくなりつつあるようです。将来、サッカーのコーチや指導者になる予定はまったくない私ですが、この岡田さんの理念に共感して、この本を読んでみることに・・・。

【『真夜中の庭』 植田実 読了】『物語』+『著者の物語』の2重構造

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【『真夜中の庭』 植田実 読了】『物語』+『著者の物語』の2重構造

植田実さんは、著名な建築の編集者。もともと、文学部の方なので読書量や知識が半端ないですね・・・。その植田さんが書いた文学案内(主に児童書)です。物語を空間的、建築的側面から掘り下げていきます。物語の空間を認識しながら、同時に植田さんの子どもの頃や過去の記憶や空間も追体験できる『物語』の2重構造になっています。だから、よりおもしろい。

【『間取りと妄想』大竹昭子】自分でもやっぱり妄想してしまいます

【『間取りと妄想』大竹昭子】自分でもやっぱり妄想してしまいますの画像

【『間取りと妄想』大竹昭子】自分でもやっぱり妄想してしまいます

タイトル通り13種類の「間取り」から妄想した13の物語を集めた本です。それぞれの物語が始まる最初のページに、見開きでそれぞれの「間取り」が掲載されています。面白いことに、物語を読む前に、その間取りを玄関からお邪魔して歩いてみたり、窓からどんな景色が見えるか、どんな人がその家に暮らしているのか、やはり自分なりに妄想(想像)してしまっています。

上野で『出雲と大和』展を見ました & 『法隆寺宝物館』埼玉の設計事務所

上野で『出雲と大和』展を見ました & 『法隆寺宝物館』埼玉の設計事務所の画像

上野で『出雲と大和』展を見ました & 『法隆寺宝物館』

上野で『出雲と大和』展を見ました。出雲大社の1/10スケールの復元模型は巨大で、実際の建物の大きさを想像できて、圧巻でした。出雲大社境内の地下から出土した「心御柱」「宇豆柱」(スギの大木3本を1組にしたモノ)は、展示方法がとても美しくて、考えられていました。写真はその展覧会とはあんまり関係のない『法隆寺宝物館』です。久しぶりに立ち寄ってみましたが、夕日に照らされてとにかく美しかった!(展示物もやっぱりすばらしい)20年前の建物とは思えない普遍性を感じます。設計は谷口吉生さん。

【尾形亀之助の「美しい街」】読了

【尾形亀之助の「美しい街」】読了の画像

【尾形亀之助の「美しい街」】は美しい本

なんとなくリズムが合わなかったり、言い回しが気になったり、少し甘ったるく感じたりと・・・、詩集を読んで、しっくりくることはなかなか少ないのですが、尾形亀之助さんの詩は、眈々とした孤独を感じて、とてもいいなぁ・・・と思いました。

『庄野潤三の本 山の上の家』いい文章といい建築について

『庄野潤三の本 山の上の家』いい文章といい建築についての画像

『庄野潤三の本 山の上の家』いい文章といい建築について

庄野さんは、いい文章について「ちっとも大げさなことは言わないで、やさしい、平明な言葉づかいで、書いていることがそのまま、こちらの胸へひとつひとつ、しっかりと入って来る。よけいなことは、ちっとも云わない。肝心なことだけ云っている。」と語られていいます。いい建築も同じだと思います。

【『海岸線の歴史』 松本健一】海から日本を考えてみる

【『海岸線の歴史』 松本健一】海から日本を考えてみるの画像

【『海岸線の歴史』 松本健一】海から日本を考えてみる

物理的に見ても、日本の海岸線の長さは、アメリカの1.5倍、中国の2倍。想像以上に海に接している部分が長い、世界有数の国です。

【この物語の家族が暮らすような家をつくっていきたい!】庄野潤三さんとその家族

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この物語の家族が暮らすような家をつくっていきたい!

三冊の本とも作者の庄野潤三さんとその家族をモデルにした、丘の上の新しい家に住む家族の話。

【利休の茶室「待庵」】 「建築の日本展」森美術館② 建築家の家づくり

【利休の茶室「待庵」】 「建築の日本展」森美術館② 建築家の家づくりの画像

【利休の茶室「待庵」】 「建築の日本展」森美術館②

一番の見所は、利休の茶室「待庵」が復元されていて、中に入ることができることだと思います。

森美術館「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」に行ってきました。

森美術館「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」に行ってきました。の画像

森美術館「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」に行ってきました。

日本の建築を古代から現代にわたって、寺社建築から現代建築まで、すべてをまんべんなく網羅するような展示内容です。

【近畿大学建築学部で行われる本&建築の読書会】建築と文学

【近畿大学建築学部で行われる本&建築の読書会】建築と文学の画像

【近畿大学建築学部で行われる本&建築の読書会】建築と文学

建築家の青木淳氏を招き「本×建築、建築文学、本に出会う場所」をテーマとした読書会形式の特別講演会があるそうです。

「里山資本主義」藻谷浩介 (個人や地域から考える経済)

「里山資本主義」藻谷浩介 (個人や地域から考える経済)の画像

「里山資本主義」藻谷浩介 (個人や地域から考える経済)

現代社会の基盤となっている化石燃料、マネー資本主義から少し距離を置いて、里山や身近な環境を利用して、地域や社会を活性化しようと試み。「里山資本主義」・・・里山の副産物、間伐材、木くずなど(お金がかからないもの)を原料にしたエネルギーの創造、通貨を介さない地域コミュニティ、耕作放置地を利用した活動など・・・。その結果として地域の雇用の創出や税収の増加、安心、安定からくる出生率の増加、豊かな子育てなどをうたっています。