2020年1月の記事一覧

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【NHK連続テレビ小説『スカーレット』の川原家 土間空間】設計者目線で観察。

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【NHK連続テレビ小説『スカーレット』の川原家 土間空間】設計者目線で観察。

ドラマの中で、戦後から、信楽の古い古民家(納屋?)に暮らし続けている川原家。時代の変化と共に日常の暮らしぶりも変わっています。その変化に対応するように、建物自体も、使い方や備品なども細かく変えてあります。セットの設定や動線計画などのディテールが細かくて、とっても興味深いです。

【薪ストーブの燃焼から、NHK連続テレビ小説『スカーレット』の穴窯の燃焼温度が上がらない原因を(勝手に)考察してみる】

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【薪ストーブの燃焼から、NHK連続テレビ小説『スカーレット』の穴窯の燃焼温度が上がらない原因を(勝手に)考察してみる】

今週の『スカーレット』は、半年がかりで完成した穴窯を使って、初めての火入れですが、窯の温度が目標の1200°に到達せずに失敗に終わります。薪ストーブは、構造、形状等にもよりますが、適正に燃焼しているときの「本体表面」の適正温度は200℃から300℃とされています。「本体表面」とわざわざ書いているのは、測定する場所によって、かなりの温度の違いがあるからです。ちなみに内部の「火室内」の温度は、熾火(おきび)状態では、400~600℃にのぼり、非常に高温です。

【遮断機(手動)のある家】塀&ゲートについて考える

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【遮断機(手動)のある家】塀&ゲートについて考える

住宅の車庫部分や、道と敷地の境界、道路境界線をどう取り扱うかは、いつも頭を悩ませるところです。やっぱり、車のイタズラや盗難なども、心配です・・・。車庫をシャッターや引き戸、伸縮門扉などを使用して、物理的にガッチリ区切る場合や、ロープやカラーコーン、ステンレスの車止めなどで、境界を簡易的に明示するだけの場合、はたまた、何もしない場合など、家によって様々な選択肢があります。

【実は、北側の窓は、借景窓に向いているんです ①】設計事務所の住宅デザイン

【実は、北側の窓は、借景窓に向いているんです ①】設計事務所の住宅デザインの画像

【実は、北側の窓は、借景窓に向いているんです ①】設計事務所の住宅デザイン

写真を写す際、特に人物の写真を撮る時は、逆光になってないか気をつけますよね。逆光だと顔が真っ暗になって、キレイに見えないからです。風景も同様です。建築においても、北側の窓は、日の当たった風景が逆光にならないで、明るく綺麗に見えるので、実は借景には、もってこいなのです・・・。

【尾形亀之助の「美しい街」】読了

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【尾形亀之助の「美しい街」】は美しい本

なんとなくリズムが合わなかったり、言い回しが気になったり、少し甘ったるく感じたりと・・・、詩集を読んで、しっくりくることはなかなか少ないのですが、尾形亀之助さんの詩は、眈々とした孤独を感じて、とてもいいなぁ・・・と思いました。

【2018年の日本の木材自給率は36.6% 】国産材の新築木造住宅

【2018年の日本の木材自給率は36.6% 】国産材の新築木造住宅の画像

【2018年の日本の木材自給率は36.6% 】国産材の新築木造住宅

昭和30年代まで、日本の木材自給率は100%でしたが、1964年に木材の輸入が自由化されてから下がり続け、2002年に18.8%で底を打ちました。その底のイメージが強いですが、その頃から間伐材の活用が進んだことなどから、少しずつ上昇して、2018年(平成30年)には36.6%まで回復しています。しかし、木材の自由化は約40年間自給率を下げ続け、日本の林業に与えたダメージの大きさは恐ろしいですね。もし、木材以外の農作物や牛肉などが完全自由化された場合の国内の生産者のダメージが、何となく想像できます。

【薪ストーブで焼き芋を作ってみる】薪ストーブのある暮らし

【薪ストーブで焼き芋を作ってみる】薪ストーブのある暮らしの画像

【薪ストーブで焼き芋を作ってみる】薪ストーブのある暮らし

よく洗ったサツマイモを濡らした新聞紙で包んで、最後にアルミホイルで巻きます。薪ストーブの下にある灰受けの皿の中や『熾火おきび』になった炉内にそのまま入れて待つこと20~60分。それだけで完成です。とっても簡単で美味しいです。

【実は、北側の窓は、風景を切り取る『借景』に向いているんです②】

【実は、北側の窓は、風景を切り取る『借景』に向いているんです②】の画像

【実は、北側の窓は、風景を切り取る『借景』に向いているんです②】

北側の窓は逆光にならないで、陽が当たった風景が綺麗に見えるので実は借景に向いています。室内にキレイな風景を取り組んで、毎日の暮らしをたのしくするための工夫いろいろ。

薪ストーブで料理(ダッチオーブン・網焼き)に挑戦!

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薪ストーブで料理(ダッチオーブン・網焼き)に挑戦!

薪ストーブは、暖房だけではなくて、料理にも使えます。炉内が「熾火:おきび」になってから、五徳を置いた上に、ダッチオーブンや網焼きで料理に挑戦します。ローストチキンや焼きリンゴ、ジャガバターなど・・・。網の上では、お餅なども焼けますよ。

【建築の設計で一番大事なこと】ずばり「予算計画」です!埼玉 設計事務の家づくり

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【建築の設計で一番大事なこと】ずばり「予算計画」です!

建築の設計業務をする上で、一番大事なことってなんでしょう?平面プランでしょうか?配置計画?それとも、デザイン?、耐震性や耐久性といった実務的な要素もあります・・・。どれも大事な要素ですが、全体の計画の前提となるまず初めの要素は、ずばり「予算計画」です!

【『風土』からみる、日本瓦やNHK連続テレビ小説『スカーレット』の信楽焼の焼成温度について】建築家の目線

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【『風土』からみる、日本瓦やNHK連続テレビ小説『スカーレット』の信楽焼の焼成温度について】建築家の目線

今週の『スカーレット』は、半年がかりで完成した穴窯を使って、初めての火入れですが、窯の温度が目標の1200°に到達せずに失敗に終わります。焼き物は大きく分けて、陶器と磁器にわかれいて、その大きな違いは材料の違いです。陶器(土物)は、主に自然界に取れる粘土(地面を掘った時に出る粘土層)を原料とし、磁器(石物)は陶石と呼ばれる石の粉(ガラスの材料で使われる長石、けい石を多く含有)を粘土を混ぜてつくっています。

【幸せの代名詞「家の明かり」は、減少傾向?】設計事務所の住宅デザイン

【幸せの代名詞「家の明かり」は、減少傾向?】設計事務所の住宅デザインの画像

【幸せの代名詞「家の明かり」は、減少傾向?】設計事務所の住宅デザイン

夜、通りに漏れる「家族団欒の明かり」を見ると、とても幸せな気持ちになりますよね。そんな幸せそうな家々が連なる通りは、歩いていても楽しいですし、物理的にも、ちょっぴり明るくて、防犯的な側面でも安心感があるかもしれません。想いとは反対に、最近は、家の周りが真っ暗という住宅街も多く、なんだか街全体が暗くなってきた印象があります。