悠々自適な暮らしを愉しむ木造平屋
埼玉県入間市の新築木造住宅
埼玉県は入間市の住宅街。かつて区画整理が行われていた地域で、道路がマス目状に整備された、すっきりと気持ちの良い住宅街です。
古くから住宅が立ち並んでいる区画の一角に、新たに新築住宅を建てるプロジェクトがはじまりました。

【日本瓦、寄棟のオーソドックスな外観】
施主はシニア世代のお客さま。
長年勤められた企業を退職後も、日々の暮らしを整えつつ、時にはゴルフをされたりと、穏やかなセカンドライフを愉しんでいらっしゃいます。新しい木造の住宅は、ワンフロアで暮らしが完結する平屋建て。
外観は寄棟と切妻の屋根を組み合わせ、軒のラインが長く続くオーソドックスなスタイルです。屋根材は、いぶし銀の日本瓦を採用しました。

【しっくい塗りのリビングの様子】
外壁などの材料でアピールするような住宅ではなく、軒の長い屋根が外壁に影を落として、陰影でフォルムを見せる造形になっています。
特に和風を意識しているわけでもありませんが、昔から伝承された日本の住宅の長所を生かしながら、和洋折衷の現代の日本スタイルを体現していきました。

【1800mm×850mmの造り付けダイニングテーブル】
まず、今のお住まいを確認することから
〜「家づくり」の打ち合わせのはじまり〜
新しく住宅を設計する際には、現在お住まいの「家」を見せていただきます。
打ち合わせではわからなかったお客さんのバックボーンがわかりますし、デザインの嗜好性や暮らし方、モノの量などが具体的に把握できるからです。
また、家具や家電など、新しい家でも使いたいものの寸法を確認することもできます。
お客さんも、こちらが第三者として質問することで、暮らしの中で大事だと考えていることやご自分の嗜好性を、再確認することができるようです。
設計士と施主とが、お互いに情報をシェアしながら、これからの暮らしをイメージしていくのです。

【造り付けのダイニングテーブル】
お客さまは、身のまわりのことをきちんと整理されており、論理的に物事を進めていくのがとても上手な方でした。
長年、お仕事や日々の営みのなかで培われてきた、穏やかな品格のようなものを、建物にも反映させていきたいと考えました。
年齢的なこともふまえて、生活がコンパクトにまとまる平屋建てになりましたが、同時にご本人の持つ、モダンな日本紳士といったような佇まいが、平屋ならではのすっきりとした姿と、和洋折衷の絶妙なデザインに結びついたのかもしれません。
引戸を開け放つと大きなワンルーム
〜動線がシンプルで温度差の少ないフラットな空間〜
平屋の良さは、階段や段差がなく、生活の導線がシンプルなこと。それぞれの部屋を隔てる木製建具は、基本的に引戸を採用しています。
季節が良くて、暑かったり寒かったりがない季節は、建具は開けっ放しにして、緩やかに繋がるワンルームの感覚で暮らすことが可能です。
































